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自己流 手作りホーム

山野草など24

ゆったりと、のんびりと自然を散策、山野草や樹木の美しく可憐な花を求めて人は、常に希望を持ち 実りを求めて あせらず 目先の欲にとらわれず与えられた自然の流れに任せられたら、どんなに素晴らしいことだろう。

   このページ内にある花や樹木名
>アキグミ>ウメモドキ>オオバクサフジ
カマツカ ★コシロノセンダングサ
>ジシバリ>セイヨウノコギリソウ
>ツルニチニチソウテイカカズラ>トウネズミモチ>ドクダミ
>ナツグミ>ナワシログミ>ナンテンハギ>ネズミモチ
>ハハコグサ>ハマナデシコ>ハマナデシコ(白色)>ハマヒルガオ>ヒメシラスゲブラックビーン>ホタルブクロ
>ヤブムラサキ
25種
ハハコグサ(母子草) キク科ハハコグサ属 別名:ホウコグサ 津山市阿波 2008/6/2
オギョウ、ゴギョウと呼ばれていて春の七草の一つで、若い茎葉を七草粥に入れて食べた。
花は黄色で頭状花序を形成している。両性花の周りに細い雌花があり、総苞は長さ約3mm。
全体的に白い綿毛に覆われて、ふわっと温かい感触を受ける。
葉はヘラ形で葉身長さ約2~6cmあり、互生してつく。草丈15~40cm


ヒメシラスゲ(姫白菅) カヤツリグサ科スゲ属 津山市阿波 2008/6/2
昔、私は ただの雑草かと思って見ていたものが、写真に写して改めて見てみると、
生あるものすべて個性を持って生きているのであろうなぁーと見方も変化したような次第です。
茎は三角形で上部の苞葉の基部がくびれている葉腋から花茎を伸ばし雌小穂をつけ、
茎頂に雄小穂が直立して伸びている。果苞に包まれた痩果が多数つき雌小穂を形成している。
果苞の長さ約4mm。柱頭は3裂。 葉は広線形。草丈15~30cm。




ジシバリ(地縛) キク科ニガナ属 別名:イワニガナ(岩苦菜)ハイジシバリ(這い地縛り) 
津山市阿波 布滝 2008/6/2
本当やぁー、地縛り?こんなに群生していたら地面が見えないなぁー。 
花は黄色の舌状花、花茎約26mm。
葉は円形~楕円形で葉身長さ約17~33mm、幅約14~25mmあった。
冠毛がついた痩果は風に乗って飛散し繁茂する。草丈15~22cm。匍匐枝(匍匐茎)を伸ばし繁茂する。
仲間にオオジシバリ(大地縛り)別名ツルニガナ(蔓苦菜)の葉がへら状でジシバリより長めです。 
2015/5/6




2012/5/30  白い痩果は未成熟である。
アキグミ(秋茱萸) グミ科グミ属 別名アサダレ、アサドリ 津山市阿波 2008/6/2
アキグミには花弁が無く、萼筒が花のように見え、白色から黄褐色へと変化し、
萼筒の先端が4裂し、萼筒の長さ6mm前後。 雄蕊4本、雌蕊1本で柱頭が長く飛び出して
湾曲している。葉は楕円形で長さ70mm前後、幅33mm前後。
果実は偽果で、赤く熟す前の果実はφ約3.5mm 長さ約7mmの楕円形。
萼筒や枝、葉、果実などに点々に見える白い鱗片がある。
秋に果実が熟し食べられるのでアキグミと名前が付いたようです。
秋になると、丸く小さい赤い実を付けるが実の表面の白い点々にタンニンが含まれているので
食べると渋いです。昔、葉を摘み取り乾燥させてお茶にして飲んでいた。  
2009/5/23 真庭郡新庄村戸島

葉の表面には白色の鱗片あり
葉の裏面は白銀色をしている。
2009/5/23 真庭郡新庄村戸島
2008/6/27 和気郡和気町田賀 岡山県自然保護センター 果実ができていたが、熟していない。
アサギマダラ(チョウ目タテハチョウ科マダラチョウ亜科)や蟻が
アキグミの蜜を吸っている。
2009/5/23 真庭郡新庄村戸島
ナワシログミ(苗代茱萸) グミ科グミ属 福山市内海町横島 2008/4/26
4~5月の苗代の頃に果実が赤く色づき熟すが果実の渋みは強い。 
葉は長楕円形、葉身長さ5~10cm、幅2.5~3.5cmあり、葉縁は波打ち、葉の裏面は銀色ぽい。
果実は偽果で楕円形~長楕円形で長さ15mmあり、果実には萼筒が残っている。
樹皮は灰黒褐色だが、若い枝の樹皮は茶褐色。葉腋などに鋭い棘があるので要注意。
他にナツグミ(実の粒が大きく、家の近くに植えてある)、アキグミ(実の粒が丸く小さく、池や川の近くで見かける)がある。


2011/5/6

3枚の幼い葉は茶褐色の鱗状毛に覆われ、成長すると表面の鱗状毛は無くなる。


田植えの準備 高梁市玉川町 2008/4/28
稲の苗が間もなく植えられる準備が整っています。
ナツグミ(夏茱萸) グミ科グミ属 津山市上田邑 別名ゴンビー(姫路)、グイビ(岡山) 2009/6/7
今年の幼い枝は茶褐色で鱗状毛あり。
葉は卵状楕円形で葉身長さ約8cm、葉の表に白色、裏は銀色の粒々感のある鱗状毛あり。
果実は偽果で広楕円形、計測した個体で長さ16mmだった。赤く熟すと食べられるが渋みがある。
トウグミ(唐茱萸)はナツグミより果実が大きい。マルバグミ(葉が丸い)








ツルニチニチソウ(蔓日々草) キョウチクトウ科ツルニチニチソウ属 別名:ツルギキョウ 
津山市阿波 2008/6/2
花は青紫色、花径44mm前後、花冠は5裂に深裂し、船のスクリュー(プロペラ)のようだ。 
葉腋から花柄を伸ばす。雌蕊1本で聖火のような形だ。雄蕊は5本は花柱に寄り添うように
曲がっている。終花期を迎えると花冠はポロリと脱落する。 萼に微毛が生えている。
葉は卵形で葉身長さ40mm前後、幅約25mm光沢あり、対生してつく。茎下部には円形の葉もある。
果実は袋果。匍匐茎(地面を這って伸びる蔓性の茎)から発根しないで地を這って伸び花茎を30cm前後を
立ち上げて花を咲かせる。   日々、新しい花が咲くのでついた名前のようです。 






萼に微毛が生えている。
ウメモドキ(梅擬) モチノキ科モチノキ属  津山市山北 2008/6/5
葉が梅の葉に似ている。 少し黄葉しかけた葉の下に真っ赤な果実が、ひときわ目立って美しい。
雌雄別株だから、赤い実を愛でたいならば両方を植栽すること。
2009/10/1 三次市吉舎町敷地

2009/10/1 三次市吉舎町敷地
ドクダミ(毒痛み(溜み) ドクダミ科ドクダミ属 別名:ジュウヤク(十薬) 
真庭市下河内 2005/6/5
煎じて飲むと毒や痛みをとると言って農家の納屋の軒先などに刈り取ったドクダミを細い縄などで括り
束ねて吊るし乾燥させていたのをよく見かけたが、最近は目にすることが少なくなった。
道の駅や地元特産品販売店でどくだみ茶として販売されているのを見かける。
ハマナデシコ(浜撫子) ナデシコ科ナデシコ属 福山市内海町 横島 2009/6/5
花は紫紅色 花径15mm前後で集散花序を形成し徐々に咲くようで長い期間楽しめそうです。 
花冠は5裂している。 花冠の縁は鋸歯で基部付近に微毛が生えている。
咢筒の長さは20mm前後 咢筒の基部に3対長楕円形の苞がある。雌蕊2本。雄蕊10本、葯が青紫色。
雄蕊が先に延び、雌蕊は遅れて成長するようです。花序の大きさ10cm前後のものもある。
草丈30~50cm。
葉は対生し葉柄は茎に密着し多肉質で保水力もあり、潮風にも耐えられるようです。    
種子の散布力、繁殖力旺盛なのかウバメガシの生える岩山肌の法面や岩の割れ目からも生えていた。
砂地などの荒れ地にも強いようです。    白色ハマナデシコは珍しい
2011/7/14 ハマナデシコの見ごろだ。

苞は3対長楕円形 2011/7/14 福山市内海町 横島 2011/7/14 福山市内海町 横島

2008/4/26 根生葉を出してロゼット状から成長したもの。 2009/6/5 葉は対生し葉柄は茎に密着している。 2011/7/14 葉の裏面

2009/6/5 昨年のものが枯れても岩山の法面に残っていた。さやのような殻の中から種子を散布させるのであろう。
ハマナデシコ(白色)(浜撫子) ナデシコ科ナデシコ属 白色のハマナデシコ   
浅口郡里庄町新庄 2012/7/6   
白色のハマナデシコを初めて見ました。法面のコンクリート壁やアスファルト道路の隙間に生えていた。
雄蕊は10本 雄蕊の葯は紫色  雄蕊が先に延び、雌蕊は遅れて成長するようです。
雌蕊は白色で微毛が生えている。 葉身長さは5cm前後 茎葉よりロゼット葉は大きい。


雌蕊は遅れて伸び、自家受粉を避けているのかな?

微毛が生えている雌蕊2本 根生葉(ロゼット葉) 葉の裏面
ハマヒルガオ(浜昼顔) ヒルガオ科ヒルガオ属 福山市内海町 横島 2009/6/5
花は淡紅色で白いラインが入り雌蕊1本、雄蕊5本の付け根部分に小さな穴が開いており、
葉も丸く艶があり多肉質で、漏斗のようなので塩害を防ぎ乾燥した所でも蔓性で匍匐して群生する。
花は終花期になると傘をたたむように萎んでから総苞と長く伸びた雌蕊を残し花冠が落ちる。


2008/4/26 春の陽ざしをいっぱい受けて、生き生きとした葉ですね。 蔓性で匍匐して繁殖する。 葉の裏
2008/4/26







ヤブムラサキ(薮紫) クマツヅラ科ムラサキシキブ属 落葉低木    
呉市蒲刈町宮盛 2008/6/6
花は紅紫色、花冠の長さ5mm前後、先端が4裂し、下に反り返る。葉腋に散形花序を形成する。
乳白色の雌蕊1本は長く突き出し、黄褐色の葯の雄蕊4本も花冠から突き出ている。  
果実は紫色でφ4mm前後。  コムラサキに比べて果実の付き方が少なく、まばらな感じです。
葉は長楕円形で鋸歯、葉身12cm前後 幅4.2cm前後。葉の裏や茎に微毛があり、ビロード状の質感。
葉は対生してつく。 小枝も花茎も対生してつく。


ナンテンハギ(南天萩) マメ科ソラマメ属 別名:フタバハギ、アズキナ 
三次市吉舎町敷地 2010/6/6
葉がナンテンに花がハギに似ている事からついた名前。
花は紅紫色、蝶形花、長さ約15mmを数個~10数個つけ総状花序を形成。
雌しべ1本、雄しべの花糸が合着して豆果を守るようにして途中から裂開して雄しべ10本となる。
雌しべ、雄しべ共に上向きに反っている。葉腋に小さな托葉が2枚付き、花茎を伸ばす。
葉は卵形で2枚の偶数羽状複葉になっている。小葉の葉身長さ3~7cm、幅1~4cm。
豆果は莢果で長さ約3cm、藪豆に似ている。巻ヒゲが無い。 草丈30~80cm。














オオバクサフジ(大葉草藤) マメ科ソラマメ属 蔓性  三次市甲奴町小童 2008/6/30
花は蝶形花で紅紫色~青紫色で長さ約15mmを数個~20数個つけ総状花序を形成。
花は南天萩に似ている。葉は長楕円形で互生してつき、偶数羽状複葉、葉縁はほぼ全縁。
葉柄の先端に巻きヒゲがあり、先端が2本に枝分かれして茎やヒゲ同士に絡み合っている。
茎は稜がある。






セイヨウノコギリソウ(西洋鋸草) キク科ノコギリソウ属  府中市上下町矢野 2010/6/6
花は白色、花径は約6mmで複散房花序。
筒状花(両性花)の周りに雌花の舌状花4~5個で先端が浅く3裂し、
柱頭が2裂してイカリ針のように曲がっている。終花が近づくと花床が円錐形になる。
葉は葉身長さ5~9cmで2~3回羽状に細裂して、互生してつく。茎や萼は白い軟毛あり。
草丈30~100cm。葉が細長くギザギザに切れ込んで、鋸に似ているのでついた名前。 








ホタルブクロ(蛍袋) キキョウ科ホタルブクロ属   三次市吉舎町敷地 2010/6/6
花は白色で釣鐘状、花冠の先端が5裂し、花冠の長さ約50mm、胴幅23mm、花冠の内部に濃紅色の
斑点があり、長い毛が生えている。茎や葉脈など全体的にに毛が生えている。
雌蕊の先端が3裂している。咢の一部が上に反り返っている。
根生葉は卵心形で茎葉は披針形~三角状卵形で鋸歯、葉身長さ40~70mm、幅12~30mm、
赤褐色の茎直径約5mm。草丈は40~87cm。
そっくりな花にヤマホタルブクロがあるが萼は反り返らない。 
人様の庭先などで紫色やピンク色をしたものも見かけることがある。


2015/6/17 津山市上田邑




ネズミモチ(鼠黐) モクセイ科イボタノキ属    福山市木之庄町 2009/6/13
別名:ネズミノフン(鼠の糞)、ネズミノコマクラ(鼠の小枕)、タマツバキ(珠椿)
花は白色、筒状花で先が4裂し、雄蕊は2本、花序は円錐状に多数の花を咲かす。
本年枝には白粒状の斑点がある。
葉は主脈ははっきりしているが側脈はわずか見える程度で葉裏を透かして見ると側脈は
ほとんど見えない。
実が黒く、鼠の糞に似ているところが名前の由縁。 生け垣として植栽されているのをよく見かける。
2008/6/6 2008/6/6

2008/11/11

2009/1/26 福山市南手城町 葉の表面は、つるっとした手触り感です。 葉の裏面
トウネズミモチ唐鼠黐) モクセイ科イボタノキ属 中国原産    
津山市上田邑 2013/10/29
葉の表からも裏からも主脈も側脈も透けて見えますよ。葉がモチノキに似ている。実は黒紫色に熟す。
トウネズミモチはネズミモチよりも大量に果実がつき重そうに垂れ下がっている。
実がネズミの糞に似ているからついた名前 


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