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自己流 手作りホーム

山野草など23

ゆったりと、のんびりと自然を散策、山野草や樹木の美しく可憐な花を求めて人は、常に希望を持ち 実りを求めて あせらず 目先の欲にとらわれず与えられた自然の流れに任せられたら、どんなに素晴らしいことだろう。

 このページ内にある花や樹木名
アレチモウズイカ>イグサ>イタチハギ>イヌガラシ>ウスベニアオイ
>エビヅル>
オククルマムグラ
>キクバヤマボクチ>クルマムグラ>コケイラン
>サクラソウ >シオデ>シラヤマギク>セッコク
 >タチアオイ>タチシオデ
>ハッカクレン ★ハンショウヅル>ヒマラヤケシ
>フタリシズカ>ブタナ>ホタルカズラ
>ムシトリナデシコ
21種
キクバヤマボクチ(菊葉山火口) キク科ヤマボクチ属    久米郡美咲町小山 2009/9/18
根生葉とその上の葉が菊の葉に似ており、葉を乾燥させるとヨモギの葉のようにモグサ状になり
火つけ材として使われた事に名前の由来。総苞は針状の総苞片に密に覆われている。
葉は下部は掌状に深裂し、中ほどは広楕円形、上部は披針形と茎の上部にいくほどに小さく細長くなって
3段階に変化しているようです。葉の裏面は白い綿毛が密生している。
仲間に葉の形が三角形のように見えるハバヤマボクチがある。


2013/10/3  井原市美星町宇戸谷
この個体は、草丈80cm前後 花は 総苞片は針状で花を守るかの様に多数存在する。 
花は筒状花(花冠長さ約20mm前後)が多数集まった頭状花序(頭花)で、花径37mm前後を数個つける。 
下部の葉は掌状に深裂して、葉身長さ約37cmで大型。 葉縁は棘ようのものがついている。
葉裏は白い綿毛が密生している。
針状の総苞片が隣り合わせで
連携しているかのように
クモ糸状のものが絡んでいる。
2013/11/23
黄葉し始めていた。
葉は卵形、掌状に深裂している。




2013/11/23
シラヤマギク(白山菊) キク科シオン属 別名:ムコナ   井原市美星町明治 2009/9/28
白い舌状花の花弁の数が少なく、中心部の黄色の頭状花の花冠先端は5裂して反り返る。
柱頭は2裂している。
茎は赤みをおび、葉は上部にいくほど小さくなっている。葉は心形~卵形でやや鋸歯。
この個体は草丈が23cmくらい。




エビヅル(蝦蔓) ブドウ科ブドウ属 別名:エビカズラ 井原市野上町 腰折地蔵付近 2008/5/25
果実をつぶして出た果汁の薄紫色をエビ色という。 
昭和30年代後半に渓流釣りに行く時に釣具店で餌に「エビヅル」といって、15センチぐらいの
長さに切ったブドウの木を買って釣り場に着いてエビヅルを折り、
中から1センチほどの幼虫が出てくるので餌にしてヤマメを釣っていた。
幼虫の居ないエビヅルもあった。ヤマメがたくさん釣れました。
ヤマメを入れたクーラーに雪を入れて保冷して帰った事を思い出しました。
ホタルカズラ(蛍蔓) ムラサキ科ムラサキ属 別名ホタルソウ、ホタルカラクサ 蔓性 
井原市美星町星田 2008/5/25
法面に1本だけ垂れさがり咲いていました。
蕾は赤紫色で開花すると碧色、瑠璃色、コバルトブルーになるようです。
花は絞り染めのような花形で、花径20mm前後。
井原市美星町星田でのホタルカズラの花冠は7裂している。
葉は楕円形で互生してつき、表面が粒々感があります。葉や茎に微毛が生えている。草丈20cm前後。 
2010/5/7
広島県神石郡神石高原町永野にて写した写真は、花は淡紅紫色だった。
山の法面に落石防止用に張られた金網からホタルカズラが蔓になって広がり咲き出していた。
神石高原町永野でのホタルカズラは淡紅紫色で花冠が5裂している。
2008/5/25
2010/5/25 井原市美星町星田にて2010/5/25 井原市美星町星田にて 2010/5/25 井原市美星町星田にて
2010/5/7


イヌガラシ(犬芥子) アブラナ科イヌガラシ属    三次市吉舎町吉舎 2014/5/25
花は黄色 花径約5.5mm 花弁4枚(十字花) 雌蕊1本 雄蕊6本 萼片4枚で先端がカギのように
内に反っている。葉腋から花茎を伸ばし先端に総状花序を形成している。
葉は長楕円形~倒披針形で、やや鋸歯、変異があり葉柄部分に切り込みのある翼がついている葉もある。
葉は、茎を抱くようにつき、下部の葉身約14.5cm 幅約3.6cm 上部の葉は披針形。   
茎には5稜あり。 この個体は、林縁の日陰の湿った場所で生育していた。 草丈45cm前後












葉の裏面
2014/10/19
莢果(果実)の長さ約23mm、φ約1.3mm、細丸く、少し弓なりに曲がった円柱状の莢果は
熟すと莢が2裂開し、φ約0.5mmの種子を飛散する。莢果は下から徐々に熟していくようだ。
果実期になると、草丈は約64cmになっていた。      


セッコク(石斛) ラン科セッコク属 着生植物    
勝田郡勝央町勝間田 勝央町公民館 2013/5/26
山野草愛好家が勝央町公民館にて、2013/5/25(土)~5/26(日)山野草展を開催しておられた。
岩場に自生したり大木に着生すると云われるセッコクを中心に多彩な作品を展示されていた。
デンドロビウムと呼ばれることもあると聞いた。 あまり水分を必要としないようだ。
花は白色、淡紅色、花径30mm前後。 
葉は線形 葉身50mm前後 節のある茎は長いもので20cmくらいだった。
茎が長く伸びて葉が付いているものが来年に葉が落ちて花を咲かせる。根元から次に咲く新芽が出る。 
種類は、白ゆり?



ハッカクレン(八角蓮) メギ科ミヤオソウ属 別名:ミヤオソウ 毒草 
勝田郡勝央町勝間田 勝央町公民館 2013/5/26
この個体は葉に白い斑入りである。 茎先から葉柄を2本伸ばし7裂した大きな葉はまるで傘のようだ。
二股になった葉柄腋から花柄を伸ばしφ30mm前後の球形の花、数個を両脇に下垂させて咲いている。
花は赤紫色 赤ワインをイメージさせる。草丈は100cm前後


若葉
サクラソウ(桜草) サクラソウ科サクラソウ属 別名ニホンサクラソウ   
真庭市蒜山上徳山 2011/5/27
筒状の合弁花(花冠)が5裂し、更に花冠裂片の先端が2裂してハート形をしている。 花冠筒が長い。
時期が過ぎているのか淡紅色をしていた。 花は淡紅色
数枚の葉が根生している中から1本の花茎が伸びて先端に数個の花を付けている。
花が落ちて種子ができていた。葉の表裏や茎は白い荒い毛に覆われている。
2009年4月より、岡山県希少野生動植物保護条例に基づく「指定希少野生動植物」に指定されている。
  2012/4/30



2012/4/30 葉の裏面
タチシオデ(立牛尾菜) ユリ科シオデ属 蔓性 多年草 別名:ヤマアスパラガス 
真庭市蒜山上徳山 2011/5/27
葉腋上から花柄(果柄)が伸び、花は放射状に丸く球状に花序をなしている。 
葉腋から巻き蔓も伸びて他のものに絡み付くのであろうが、見つからないときは自らに巻きついている。
葉の裏面は粉白色。 雄花の雄蕊は5~7本で、花被片は反り返らない。
2011/5/27 真庭市蒜山上徳山 雄花序

雄花 久米郡美咲町小山 2008/7/24 成長し始めた頃は立っていたのだろうが、山の法面に倒れて生えていました。 久米郡美咲町小山 2008/7/24

久米郡美咲町小山 2008/7/24 若い果実 黒く熟すようです。
シオデ(牛尾菜) ユリ科シオデ属 蔓性 多年草   三次市吉舎町敷地 2013/12/8
葉の裏はタチシオデのように粉白くなく、葉の形もやや丸みを帯びている。
葉柄の基部辺りから巻きひげが2本出て木の枝などに巻き付いて自らを支えている。
葉腋上から花柄(果柄)が伸び放射状に花序を形成している。
蔓性の茎には所々に鋭い棘がある。サルトリイバラも同じ仲間だ。果実はφ10mm前後で黒く熟す。
この時節になると葉が黄葉している。




ヒマラヤケシ() ケシ科メコノプシス類グランディス種 
学名メコノプシスグランディス 別名:ブルーポピー  苫田郡鏡野町奥津 2010/5/30
花はスカイブルー色をして葉や花柄などが淡茶色の長い毛に覆われている。幻の花と云われている。 
もっと見るヒマラヤケシにリンク
2010/5/30
ブタナ(豚菜) キク科エゾコウゾリナ属 別名:フタマタタンポポ、タンポポモドキ 
ヨーロッパ原産  三次市吉舎町敷地 2012/5/30
花は黄色で花弁が多数、ロゼット葉の中心部から3本くらいの茎を伸ばし枝分かれし
茎頂に黄色の花を1個咲かす。総苞片近くのひと回りの花弁の裏面は茶褐色である。 
茎が赤褐色になり花が終わり基部にある総苞片(蕾を包んでいる葉)が元に閉じ戻り、
種子が成長し、タンポポのように綿帽子になり風に乗って飛散し子孫を繁茂する。 
ロゼット葉は倒披針形で肉厚で浅裂~深裂し荒い毛に覆われている。 葉の形はタンポポに似ている。
茎の途中の葉はほんのわずかに小さなものが付いている。
なかなか繁殖力が強そうで道端や荒れ地に群生しているのをよく見かけます。
2008/5/3 津山市上田邑

ロゼット葉 花が終わり総苞片が元に戻った頭花

葉の表面 葉の裏面
イグサ(藺草) イグサ科イグサ属 別名:イ(藺)、トウシンソウ  井原市西江原町 2008/6/1
昔は、中国地方の水田でよく見かけたが、今はあまり見かけないなぁー。
イ草は畳表に使用、なかでも備後表は有名であった。イ草の草履、座布団、枕などに使われている。
昔、炭焼きをしていた先輩が「前掛けと畳は青いがえぇー」と言っていた。
畳表が青いうちは、なんとも心地よい芳しい香りがする。   
前掛けの濃い青色は炭の汚れがついても目立たないと言っていた。
近年、畳が減っているが、畳の部屋で大の字に寝転ぶと、何とも気持ちのいいものですよぉー。


ムシトリナデシコ(虫取撫子) ナデシコ科マンテマ属 ヨーロッパ原産帰化植物   
別名:ハエトリナデシコ、コマチソウ、シレネ・アルメリア  井原市西江原町 2008/6/1   
花は紅色。 葉は卵型で無毛、葉の基部は茎を抱く。
指で花などに触れるとネバネバした粘液がある。道路脇などに毎年、同じ場所で見かけられる。


イタチハギ(鼬萩) マメ科イタチハギ属 別名:クロバナエンジュ(黒花槐)北米・メキシコ原産 高梁市玉川町増原 2008/6/1
花は黒紫色の花序を形成している。蕾の時は雌蕊が突き出ている。雄蕊の葯は黄色をしている。
葉は奇数羽状複葉である。法面などに植栽されている所もあります。
2013/5/27 真庭市  イタチハギの蕾


フタリシズカ(二人静) センリョウ科チャラン属 多年草   
津山市阿波 大滝付近 2008/6/2
和名は静御前とその亡霊の舞姿にたとえて付けた名前にようです。 
仲間ににヒトリシズカがあるようです。
茎の先に数本の穂状花序を出し,小さな白い花をつけ、花弁はなく,3 個の雄しべが丸く子房を
取り巻いています。
花穂が、1本、2本の個体がある。
クルマムグラ(車葎)  アカネ科ヤエムグラ属 津山市阿波  2008/6/2
花は白色、花冠は4裂している。花径の直径約2.5mmで数個の小さな花を集散花序に形成している。
葉は披針形で6枚が輪生してついている。茎は四角形である。
オククルマムグラ(奥車葎) アカネ科ヤエムグラ属  苫田郡鏡野町上斎原 2009/6/8
花は白色、花冠は4裂している。花径の直径約2.5mmで数個の小さな花を集散花序に形成している。
柱頭1本、雄しべ4本。
葉は長楕円形で、葉身長さ約30mmあり、先が尖り6枚が輪生してついている。
葉はクルマムグラより幅広である。茎は四角形で刺毛がある。
似たものにヤエムグラ(茎丈が長く棘があり、ズボンなどに引っ掛かるので要注意)、
クルマムグラ(葉が乾くと黒くなる)、クルマバソウ(花が漏斗形)がある。


2009/6/8 小さな花が、やっと写せました。



コケイラン(小蕙蘭) ラン科コケイラン属  別名:ササエビネ(笹海老根)    
津山市阿波  2008/6/2
倒れながらも、しっかりと花を咲かせていた。1本だけ咲いていました。
花は白色で唇形花。 側花弁と萼片は披針形で淡黄色である。草丈約40cm。


タチアオイ(立葵) アオイ科タチアオイ属 別名:ホリホック  多年草  2018/6/2
草丈:0.6~2m
ほぼ梅雨入り頃から、花穂の下から咲き始めて順々に咲きあがり、花が終わるころに梅雨が明けると
云われている。
ウスベニアオイ(薄紅葵) アオイ科ゼニアオイ属 別名:ブルーマロウ  多年草  2018/6/2
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