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自己流 手作りホーム

山野草など25

ゆったりと、のんびりと自然を散策、山野草や樹木の美しく可憐な花を求めて人は、常に希望を持ち 実りを求めて あせらず 目先の欲にとらわれず与えられた自然の流れに任せられたら、どんなに素晴らしいことだろう。

   このページ内にある花や樹木名
>アカモノ>アメリカイヌホオズキ>アリウム・ギガンジウムイヌビワ
>
イヌホオズキ>エビガライチゴ>オオイヌホオズキ>オオバヤシャブシ
>キキョウソウ>コバンソウ
>シライトソウ
>ツメクサ
ナナミノキ>ノグルミ
>ハナニガナ >ハマボッス>ハンノキ>ヒナギキョウ>ヒナキキョウソウ
>マメグンバイナズナ>ミズタビラコ
22種
ハマボッス(浜払子) サクラソウ科オカトラノオ属  
呉市蒲刈町大浦 県民の浜 2008/6/6
花は白色で、花冠は筒状花で先端が5深裂し花径約10mm。雌しべ1本、雄しべは5本。
総状花序を形成している。花は葉腋に1つ咲き、果実が大きくなるにつれ、
花序茎も伸長していくようです。 花序茎も葉腋から出ている。
葉は狭卵形で全縁、光沢のあり肉厚で葉身長さ2~5cmで互生してつき、葉柄が無く、茎を抱く。
茎は赤色がかって稜がある。終花期を迎えると花冠や雄しべは落下し、花柱は果実につき残り、
5枚の萼片は閉じて、しっかりと果実を包み込んでいる。果実は蒴果で直径約5mm。
草丈約40cm。 名前は、花序が法具の払子(ほっす)に似ていることに由来。




終花期~果実期


キキョウソウ(桔梗草) キキョウ科キキョウソウ属 別名:ダンダンギキョウ 北アメリカ原産 津山市上田邑 2009/6/7
小さいが鮮紫色の可憐な花を葉腋に咲かせる。下から上へと順序良く花が咲いていくようです。
花冠が深く5裂している。 雌蕊は1本、柱頭が3裂している。 雄蕊は5本。
花が開花しないまま種子を作る閉鎖花をつけ、閉鎖花は咢が3~4裂、開放花は咢が5裂している。
葉はハート形で鋸歯、無柄で茎を包むようにしている。
開放花の果実は熟してくると窓のロールスクリーンを巻き上げるように外にめくり上がり
黒い種子を風に吹かれ、まき散らして子孫繁栄。 草丈は20~40㎝ぐらいある。
茎の稜や葉には微毛あり。  似た花にヒナキキョウソウがある。

コンパクトデジカメの機種によって紫色が青色に写ってしまいます。
2014/6/3 
開放花の花冠が萎んでいた。 茎の稜や葉には微毛あり。
2014/6/3 開放花の花冠が萎んでいた。茎の稜や葉には微毛あり。
2014/6/3 
未熟な開放花を割ってみると0.5mmにも満たない楕円形の種子が2室に多数入っている。 
種子は熟すと黒くなる。
2011/6/9 左の茶色の果実が開放花、右が閉鎖花
開放花の果実は熟してくると中央部に窓のロールスクリーンを巻き上げるように外にめくり上がり、
リボンのように見え、孔から黒い種子が覗いている。
2011/6/9果実の外皮が一部割れ開き種子が覗いている。 2011/6/9 左の茶色の果実が開放花、右が閉鎖花
ヒナキキョウソウ(雛桔梗草) キキョウ科キキョウソウ属 
別名:ヒメダンダンギキョウ(姫段々桔梗) 津山市総社 神楽尾公園 2008/6/9
ヒナキキョウソウの葉は狭卵形、似た花にキキョウソウの葉は丸く花柄を包むようにしている。
花は紫色。


2015/6/1  津山市総社 神楽尾公園
この個体の花は紫色、花冠は4~5裂して、花径11mm。雌しべ1本で柱頭が2~3裂、
雄しべ4~5本。草丈約15~35cm。
根元の葉は卵形で葉身長さ約14mm、幅約9mm。茎につく苞葉は長さ約10mm、幅約5mm。
苞葉腋から花柄を出し1個の花をつけている。開放花と閉鎖花がある。
開放花の果実(蒴果)長さ約11mmで熟してくると上部に窓のロールスクリーンを巻き上げるように
外にめくり上がり、リボンのように見え、孔から茶褐色の種子大きさ0.3mmを風に吹かれて飛散する。








ヒナギキョウ(雛桔梗) キキョウ科ヒナギキョウ属  福山市丸之内  2013/5/15
花は淡紫色で漏斗状 花径14mm前後 柱頭は乳白色で3裂している。 雄蕊の葯は長く黄色
草丈23cm前後  葉は倒披針形で葉身20mm前後でわずかに鋸歯。 茎の途中に短い1本の枝あり、
そこから長い花柄を伸ばし1個の花をつけ、開花に従って上向きに花を咲かせる。
花がポロリと落ちる頃には果実がかなり膨らんでいる。茎下部の所々と葉の表裏に棘状の毛あり。
白色の個体もある。花が小さく、なかなかピントが合わないのでA4用紙を敷いて写したものもある。
蕾

果実が膨らんできている。

果実が膨らんできている。


2015/6/14 鷲羽山 トラノオも生育していた。
ツメクサ (爪草) ナデシコ科ツメクサ属   福山市丸之内  2013/5/15
爪草は葉が鳥の爪に似ていることに由来してついた名前。
花は白色 花弁5枚 花径10mm前後 柱頭が3裂 雄蕊は5本で葯が白色。 
萼片と茎に荒い毛が生えている。葉は線形で葉身16mm前後、先が鋭く尖っている。 
草丈は7cm前後
蕾と先が鋭い葉

エビガライチゴ(海老殻苺) バラ科 別名:ウラジロイチゴ(裏白苺)  
井原市美星町星田池 2008/6/8
花は白色、花弁5枚で花弁の縁が淡紅色した個体もあり、蕾の萼片が赤色のたくさんの腺毛と軟毛に
覆われてエビの甲殻のように見える。花が開けば、星のようにも、ヒトデのようにも見えるかな? 
蕾の長さ約19mm、子房のある基部の直径約11mm。花が開花しても花弁(約5mm)は全開せずに、
ほぼ直立している。雌しべ、雄しべ共に多数ある。果実が成長してくると花弁はポロリと落下する。
葉は卵形~広卵形で鋸歯、奇数羽状複葉で、先端の広卵形の葉は切れ込みがあり、
長さ約7~10cm、幅約6~7cm。小葉は1対~2対で長さ約38~66mm、幅約28~37mmあった。
葉の裏は白い綿毛に覆われ、葉柄や脈には棘や腺毛がある。主枝や側枝にも棘や腺毛に覆われ、
触れる時には細心の注意が必要です。果実は集合果で直径約15mm。






2008/7/7
葉は黄葉し赤い果実が美味しそうに実っていた。果実は緑色~黄色~紅色へと変化していく。
果実が熟しすぎて落下すると淡黄色の果床と萼片が残っている。


2015/5/29  福山市鞆町後地
この個体は腺毛や軟毛が赤紫色である。




2015/5/5  苫田郡鏡野町土生
蔓性。蕾はエビガライチゴに似ているが葉の形に違いがある。萼片は腺毛に覆われている。
葉は狭卵形~広卵形で鋸歯、深い切れ込みの葉もある。奇数羽状複葉で上部の葉は小葉が2対で
下部は3対である。茎、主枝、側枝、葉の脈に腺毛と鍵のような鋭い棘がある。
蕾の長さ約14mm、子房部分が直径約9mm。
奇数羽状複葉の先端の葉身の長さ約6cm、小葉の長さ約47~57mm、幅約18~21mmであった。








ノグルミ(野胡桃) クルミ科ノグルミ属 別名ノブノキ 井原市美星町星田池 2008/6/8
クルミの名が付いているが、雌花穂は松かさ状になり刺々しい球果に果穂が入っている。
世羅郡世羅町大字小谷 芦田湖畔にて写す 2008/7/7

世羅郡世羅町大字小谷 芦田湖畔にて写す 2008/7/7
ヒメヤシャブシ(姫夜叉五倍子) カバノキ科ハンノキ属 雌雄同株 雌雄異花  
福山市木之庄町 2015/6/5
枝の先端に雄花序がつき、その手前の雌花序がつく。果穂(花穂)は散房状に2~6個が下垂する。
果穂は球形~楕円形で長さ9~17mm、直径8~13mm。前年の花穂が残っている。
果穂を半分に切ってみると黒色になった。
果穂にタンニンが含まれていて白い布を染めると茶色に染まるとの事。
葉は狭卵状披針形で先が細長く尖って鋸歯、葉身長さ6~11cm、幅24mm~42mmで
主脈、側脈ともに明瞭である。樹皮は灰褐色。 この個体の樹高は約3mあった。






オオバヤシャブシ(大葉夜叉五倍子) カバノキ科ハンノキ属 福山市西深津町 2010/3/3
ヒメヤシャブシよりも花房は大きい。 花粉アレルギーの原因になるとも云われている。
球果も翌年まで残っている部分もある。種子は風によって飛散されるようです。
雄花序の多数の葯が見える。


2015/5/30  福山市鞆町後地
雄花序が枯れ落ちて雌花序期である。
葉は長卵形で葉身長さ約14.5cm、幅約6.8cm、重鋸歯で葉柄の長さ約16mm。
花穂の長さ約34mm、直径約18mm。樹皮は灰褐色。樹高約10m。






2008/6/8  井原市美星町星田池 2008/6/8


ハンノキ (榛の木) カバノキ科ハンノキ属 別名:ハリノキ 雌雄同株 雌雄異花  
加賀郡吉備中央町上田東 2012/2/27
枝の先端に赤褐色の大きな雄花序を下向きに垂れ下げてつけ、その手前に雌花序をついている。
前年枝に枯れた花穂が残っていた。




ミズタビラコ(水田平子) ムラサキ科キュウリグサ属    
真庭郡新庄村田浪 毛無山 2009/6/8
花は淡青紫色~薄青紫色 花径5㎜前後 花冠は5深裂。 花柄や咢は白い軟毛に覆われている。 
萼は5裂。茎の先端に穂状に花をつけ、葉腋からも花枝を伸ばし、可愛い小さな花を下から次々と
咲かせていく。
上部の葉は長楕円形、葉身約56mm 幅約19mm。下部の葉は楕円形で上部の葉より一回り小さめ。
主脈は凹んでおり側脈が見えず表面に粒々がある。 葉の表面は艶があり、瑞々しく感じる。 
草丈10~30㎝前後。 茎には稜がある。 ブナ林や杉林など水分の多い湿地を好むようです。






アカモノ(赤物) ツツジ科シラタマノキ属 別名イワハゼ(岩櫨) 真庭郡新庄村田浪 2009/6/8
赤桃が訛ってアカモノになったという。咢や花柄には赤色の軟毛がある。
花冠の先は5裂し外側に反り返り淡紅色の小さなラインがある。


花冠が落ち赤い果実を育てているのだろう。
名前調査中 このキノコは大王松(ダイオウショウ)のそばに生えていました。
津山市山北  衆楽園 2008年6月9日
マメグンバイナズナ(豆軍配薺) アブラナ科マメグンバイナズナ属 
北アメリカ原産の帰化植物 津山市総社 神楽尾公園
果実が平べったくて相撲の軍配に似ているから付いた名前のようです。


コバンソウ(小判草) イネ科コバンソウ属 津山市上田邑 2008/6/11
花穂(かすい)が小判に似ているからついた名前。
花穂は微毛に覆われ緑色から徐々に色が変化して麦色になって来る。
2010/5/25 福山市三吉町
ハナニガナ(花苦菜) キク科ニガナ属 苫田郡鏡野町羽出 2008/6/11
アリウム・ギガンジウム ユリ科アリウム属 
別名 :アリウム、アリウム・ギガンジューム 苫田郡鏡野町国成 2008/6/11
ネギの仲間だって、でも背丈は高いよぉー1mくらい。ラテン古名?アリウムって語源は匂い?
花は紫色 花弁は6枚  雪洞(ぼんぼり)の様です。 オオハナニラとも呼ぶ?
シライトソウ(白糸草) ユリ科シライトソウ属 苫田郡鏡野町国成 日上山城 2008/6/11
細長い花被片を白糸のように見立ててついた名前。 
花被片の基部に雌しべ、雄しべがあり、雌しべは2裂している。花被片が耳かきの様です。
根生葉はロゼット状になり、そこから上の茎葉は細長い。  
2010/6/16 京願坊の里にて 2008/6/11 2010/6/16 京願坊の里にて

2010/6/16 京願坊の里にて

2010/6/16 京願坊の里にて
名前調査中  苫田郡鏡野町国成 2008/6/11
色がきれいでビロードのようですね。蔓性だろうなぁー。
イヌホオズキ(犬酸漿) ナス科ナス属 別名:バカナス 有毒植物  
内海町横島 2008/4/26
花は白色で花径約7mm、茎が黒紫色していた。花柄、果柄が散状か総状に付いている。
花弁が反り返ると雌蕊が飛び出して散る前なのかな。
葉は広卵形で葉縁や葉の裏の主脈や側脈に短毛がある。
果実(液果)は球形で直径約10mm、黒紫色に熟すと果柄と咢を残して落ちる。草丈30~60cm。
生りたての小さな果実、花の蕾、花弁が反り返った花

2009/6/5 果実は果柄と咢を残して落ちる。

オオイヌホオズキ(大犬酸漿) ナス科ナス属     苫田郡鏡野町国成 2008/6/11
花は白色 花冠は深く5裂 裂片が反り返る。 葉は卵形でやや鋸歯 
アメリカイヌホオズキ(アメリカ犬酸漿) ナス科ナス属 
別名クサナスビ、馬鹿茄子、ヒタイホオズキ    津山市上田邑 2008/6/11
花は白色~淡紫色 花径は約10mm 花冠は深く5裂し、裂片が波打っている。 
終花に近づくと花冠が萎んでポロリと落下する。雌蕊は1本で柱頭が突き出ている。 
雄蕊は5本で1本が2裂しており葯は黄色。萼は杯状で5裂している。   
花柄、果柄が一点に集まったように付く。
葉は卵形で葉身約46mm、幅約28mm、葉縁はほとんど全縁だが、やや鋸歯の部分もある。
葉裏に白色の微毛あり。 果実(液果)は、φ約6mmで球形、やや光沢あり黒紫色に熟す。
細い枝が大きく広がっている。
仲間にオオイヌホオズキ(茎に刺状の突起がある)、カンザシイヌホオズキ、ケイヌホウズキ、
テリミノホオズキ、イヌホオズキ(花柄、果柄がほぼ交互に付く。果柄と萼片を残して果実が落ちる)
細い枝が大きく広がっていた。







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