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気ままな自然フォトホーム

ナナミノキ

ゆったりと、のんびりと自然を散策、山野草や樹木の美しく可憐な花を求めて人は、常に希望を持ち 実りを求めて あせらず 目先の欲にとらわれず与えられた自然の流れに任せられたら、どんなに素晴らしいことだろう。

ナナミノキ(七実の木) モチノキ科モチノキ属 雌雄異株 常緑高木
別名:ナナメノキ、カシノハモチ。   津山市山北  衆楽園 2008年6月9日
ナナミノキは一見するとカシノキと間違いそうだ。
花は淡紫色で花径約7mm、花弁4枚、黄色の柱頭が1個、雄しべ4本で散形花序を形成。
子房が成長するにつれて花弁は下に反り返り、雄しべと共にポロリと落下してしまい、柱頭が残る。
雌花序には2〜7個の花をつける。葉腋から花序を出し、その腋に葉芽がある。
葉は長楕円形で先端が尖り、やや鋸歯、葉身長さ約13.6cm、幅約3.4cmあり互生してつく。
葉面は艶があり、触った感触は柔らかい。樹皮は、やや薄い緑色を帯びた灰褐色で肌質が滑らか。
幹がふっくらと盛り上がり枝を出している。小枝は裂くいので簡単に折れる。
花芽にイヌツゲタマバエ幼虫が寄生して虫こぶ「ナナミノキメタマフシ」(直径約9mm)を作り、
春になると抜け出すようだ。 2013/12/11と 2月17日に赤い果実が枝先に密集していた。
別名がナナメノキと呼ばれているので、そのため家が傾くという迷信から植えることを
嫌う人もあるらしい。
2012/2/17




2015/6/7  この時期の子房は直径約2.5mmで、黄色の柱頭が残っている。




黄色の柱頭が残っている 柱頭が退化している。果実期


花芽に寄生してイヌツゲタマバエの幼虫が作り出した虫こぶ「ナナミノキメタマフシ」
春になると巣立つのだろう抜け殻だった。抜け出た孔は直径約1ミリ強であった。


樹高は約10m。枝は良く分枝するようです。
樹皮はやや緑かがった灰褐色。幹から伸びている枝の基部がふっくらと盛り上がっている。


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