スイレン(睡蓮)スイレン科 津山市山北 2008年6月5日 10時
朝に咲いて夕方に閉じて、夜に眠る蓮ということで睡蓮との名前がついたとの事。
国指定名勝 旧津山藩別邸庭園「衆楽園」 (入場無料)に寄ってきました。
池にスイレンが約1000株が栽培されいます。
雨が降っていましたが、睡蓮の純白の美しさに雨もなんのその?赤いスイレンが2輪咲いていました。
アオサギも、みごとな睡蓮の美しさに見とれているのかなあー?かなり近づいても人慣れしているのか?逃げなかったよ。 8月上旬まで見ごろらしい |
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数は少ないが紅色の睡蓮も咲いていた。
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アオサギが片足で立ち、スイレンを眺めているのか 餌を狙っているのか?
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コウホネ(河骨) スイレン科 美作市大聖寺 2008/6/26
花は黄色、花径約5cm、柱頭1個、雄しべは多数あり、雄しべの下にわずかに覗き見えるものが
花弁である。花弁のように大きく見えているものは萼片である。萼片は蕾の時は緑色をしているが、
花が成長してくると黄色になり終花を迎えると緑色に戻る。
葉は水中にある沈水葉、水面に浮葉、水面より上に突き出た抽水葉とあるようだ。
浮葉は円形、抽水葉は長卵形~長楕円形で矢筈のようだ。 |
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オニバス(鬼蓮) スイレン科オニバス属 福山市神辺町 新池~岩田下池 2019/10/2~4
1年草 水生植物 浮水植物 被子植物 双子葉類 離弁花類 大型の浮葉性の水草
今年、ラジオから流れた情報から、オニバスの葉っぱを始めて見た瞬間に連想したことは、刺々しい鬼の金棒だ。葉の大きさは、10~100cmと大型の浮草で岩田下池では繁茂し葉が折り重なっていた。
葉を触ると表裏共に、葉脈分岐点に堅い棘があり持ち上げることはできない。
一つの株から花、果実、葉が放射状に伸びている。
岩田下池では開花期を過ぎていたのか、花は見られなかったが、果実期に入っているのか直径約10mmの種子が1ヶ所に100数個も浮遊していた。浮遊している種子は数日で沈水してしまうとの事です。
新池は大きな池で、オニバスの個体数も少なく、個々のサークルが見られた。
花には開放花と閉鎖花とあり、開放花の大きさは約40mm、紫色であったが、大きく開花した個体は見られなかった。近所の方によりますと、花は14時くらいまで開いているが、それ以降は萎んでしまうようです。10/2~3日は花が見られたが数は少なく、4日には2輪ほどしか見られなかった。この頃は果実期に入っているのだろう。閉鎖花は開放花より丸々と大きく見える。閉鎖花は自家受粉し種子を育て、
やがて萼が赤くなり一部が破れて種子が浮遊してくるようだ。
新池ではヒシと共存して生息しているように見られたが、岩田下池ではヒシが追いやられているようであった。新池の縁に打ち上げられた枯れたヒシの実があった。 |
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葉の表裏共に鋭く硬い棘あり、裏面の葉脈も荒々しい。裏面は紫色をしている。 |
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葉が風に吹かれて裏返っていた。 |
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ヒシ(菱) ミソハギ科ヒシ属 |
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チュウサギ(中鷺) サギ科アオサギ属 神辺町 新池にて 2019/10/3 雨が降っていた。
チュウサギが大きなオニバスの葉の上で獲物を狙っていた。 |
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キョウチクトウ(夾竹桃) キョウチクトウ科キョウチクトウ属 2008/6/26
歌にも唄われた花ですが有毒らしいです。 赤い色を多く見かけ、白い色もあります。
ピンク色の種類もあるようです。 公害にも強いらしく生け垣に街路樹などによく使われている。 |
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ユリノキ(百合の木) モクレン科ユリノキ属 落葉高木
別名:チューリップの木、ハンテンボク(半纏木)、チューリップツリー、ヤッコダコノキ、
グンバイノキ 大聖寺 岡山県美作市作東町大聖寺 2008/6/26
初夏にチューリップのような形をした白い花が咲くようです。黄色の花が咲く種類もあるようです。
樹皮は分厚く、縦にひび割れしている。
2014/1/27 花弁が落ちて果実部分がチューリップの様に上向きに残り、
楕円形の翼をもった種子が風に吹き飛ばされて落下していた。葉の形が半纏(はんてん)に似ている。秋には黄葉する。樹高約30m。 |
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ナンテン(南天) メギ科ナンテン属 大聖寺 岡山県美作市作東町大聖寺 2008/6/26
花は白色 茎の先端に花柄を多数枝分かれして円錐花序を形成している。 果実の大きさφ9mm前後
葉は3回奇数羽状複葉で小葉は披針形で先が尖り、長さ3~7cm、幅1~2.5cm。
ナンテンは難を転じて福となすと云われ無病息災を願って南天の箸が販売されたり、正月には縁起物として赤い実のついたナンテンと福寿草の花を飾り付けられたり、庭先など鬼門の場所に厄除けや防火を
願って植えられたりしていました。
葉にはナンジニンという殺菌成分があるらしく昔、祝い事などで赤飯を人様にあげる時に
赤飯を入れた重箱の中に葉を添えていたことがあります。 シロミナンテンもある。 |
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アメリカデイゴ(アメリカ梯梧) マメ科デイゴ属 落葉高木
別名:デイゴ、カイコウズ(海紅豆) 南米原産 倉敷市有城 2009/6/26
花は朱赤色で厚みのある蝶形花、枝の先に穂状花序を形成し蕾は旗弁に覆われている。
アメリカデイゴは葉と同時期に花を咲かせる。花は葉腋から花柄を伸ばし花をつけている。
雌しべは1本、雄しべは10本だが、1本は独立し、9本は花糸が合着しており、葯が黄褐色である。
蝶形花は通常、旗弁は上にあるものですが、アメリカデイゴは逆さまになっている。
旗弁の基部は波打っている。雌しべ、雄しべは竜骨弁に包み込まれ、翼弁は小さく萼の中に隠れている。
葉は全縁で丸みがありツルリとした感触で3出複葉の葉が長枝に互生して付いている。
小葉は楕円形。果実は豆果である。
樹木は、かなり長い年数の年輪が刻まれているようで樹皮が縦にひび割れし、
毎年、太い幹の際で枝が切られているようですが剪定に強いようで無数の枝を勢い良く伸ばしていた。
枝には所々に棘がある。鹿児島県の県木となっている。仲間にマルバデイゴもある。 |
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トウコマツナギ(唐駒繋) マメ科コマツナギ属 落葉小低木 中国原産
和気郡和気町奥塩田 2008/6/27
枝が丈夫なので、馬のたずなを繋いだことから付いた名前のようです。
花は淡紅紫色、蝶形花 花径約5mm。 葉腋から総状花序を伸ばし、下から上へと花を咲かせる。
葉は奇数羽状複葉で小葉が5~9枚、小葉は楕円形で葉身約27mm、幅約10mm。
豆果は円柱形で長さ約35mm、φ約2.5mmで2裂開すると、俵のような形をした種子が
7個入っていた。種子1個の大きさは、φ約2.2mm、長さ約3.2mm。
仲間にコマツナギがあるが、草丈は低い。 |
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ネムノキ(合歓の木) マメ科ネムノキ属 和気郡和気町田賀 2008/6/27
花は淡紅色で頭状花序につけ、上部は淡紅色で基部は白色の筆の毛のような多数の雄蕊が
ふわっと上向きに咲いて優美な感じがします。 雄蕊の葯は黄色だ。
果実・豆果は長さ12cm前後 種子は長さ10mm前後、幅5mm前後、10数個入っている。
夜になると葉が下向きに垂れ閉じるので寝むの木と言われる由縁なのだろう。
ネムノキの樹液から石鹸が作られる。 |
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カワラナデシコ(河原撫子) ナデシコ科ナデシコ属 別名:大和撫子、常夏
和気郡和気町多賀 2008/6/27
花は淡紅色 花弁は5枚で先端が十数本に深裂している。 葉は細長く対生して付いている。
一般にナデシコと呼んでいる。 草丈は50cm前後ある。 |
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ヤマモモ(山桃) ヤマモモ科ヤマモモ属 別名:楊梅、山桜桃、火実 雌雄異株
果実が赤黒い色になると食べられるが、種が大きく果肉は表面に少しだけ、果実酒やジャムに使える。
雄花序は成長するにしたがって赤みを帯びていく。雄花序の長さ約50mm前後で葉腋に付く。
葉は倒披針形で葉身長さ5~10cm、幅1~3cmあり、ほぼ全縁で互生してつく。
雌株に付く果実は核果で球形の直径約20mm。種はφ約7mm前後。樹高10m前後 |
ヤマモモの雄株 姫路市名古山町 2013/4/8
雄花の葯は赤褐色で目立っている。雄花序は長さ2~3.5cm。 |
葉裏を透かして見ると網目状になっている。
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ヤマモモの雌株 福山市西深津町 2013/4/10
ヤマモモの雌花は目立たない。 雌花序は葉腋から伸びて、長さは12mm前後 φ3mm前後
雌花の2裂した紅色の花柱が飛び出している。 |
雌花序の長さ約10mm、紅色の柱頭が2裂している。
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和気郡和気町田賀 2008/6/27
雌株の果実 外果皮が液質に肥大し、紅色~暗赤色に熟すと食べられる。 |
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クロガネモチ(黒鉄黐) モチノキ科モチノキ属 別名:アクラ 雌雄異株
福山市入船町 2008/11/11
樹皮から鳥モチを採取したり、紫色の本年枝や葉柄を黒鉄に見立てたことが名前の由縁。
雌花は花弁が開いて雄しべが短く、中心の雌しべが目立つ。 葉腋から花序をだす。
雄花は花弁が反り返り雄しべが雌花より長く中心の雌しべが小さい。
葉や花弁が肉厚って感じです。 葉は、葉身約85mm 幅28mmの楕円形、肉厚で艶があり、
側脈が目立たない。濃い緑の葉の間から赤く色づいた果実が鮮やかに目立って綺麗ですね。
常緑樹は4月頃から5月にかけて前年の葉は黄葉し落葉する。
強い刈り込みもできるので、庭木や街路樹として植栽されている。
落葉に枝切れなどの先を丸くして字を書いてみると書いた字が黒く浮かび上がってくる。 |
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2014/9/28
秋本番となり、クロガネモチの果実(φ約7mm)が、一気にオレンジ色に色づいてきた。 |
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ソヨゴ(冬青) モチノキ科モチノキ属 別名:フクラシバ(膨ら紫)、フクラシ 200912/24
ソヨゴは雌雄異株で花の付き具合も雌花は3~4cmの花柄に1つの白い花を咲かせ、
雄花は花柄は枝分かれして数個の花を咲かせるとの事。
葉縁が波打っており、風に吹かれた葉がソヨソヨとそよぐ音から名前の由来らしい。
葉の主脈は裏に出っ張っているが側脈は表裏ともに目立たない。
フクラシを、お正月のしめ縄飾りに付ける所があるが、縁起を担いで福が膨らむの意があるのだろうか? |
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2013/12/17
ソヨゴの虫こぶ(虫えい:ソヨゴメタマフシ)
寄生生物であるソヨゴタマバエ(黄色の幼虫)が虫瘤(ソヨゴメタマフシ)を形成していた。 |
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2014/12/21
虫こぶの大きさはφ約10mm。 ソヨゴタマバエが成長して抜け出た跡かな。 |
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コナラ(小楢) ブナ科コナラ属 別名:ナラ、ハハソ、ホウソ
和気郡和気町田賀 2008/6/27
薪炭材として活用される。葉は倒卵形で先が尖り鋸歯。樹皮は縦にひび割れがある。 |
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アベマキ(棈) ブナ科コナラ属 赤磐市和田 2009/7/30 別名:コルククヌギ
樹皮のコルク層がぶ厚く、裂け目を見ると年輪のように見える。
コルク層をワインの瓶の栓などに使われている。
葉は卵状狭楕円形で葉身長さ10~17cm、幅3~7cm。
葉は互生し、側脈の先端が芒(のぎ、ぼう。棘状の突起)になっており、芒は葉の先に向かって
丸みをおびて伸びている。日にかざされているのを見ると半透明に見える。
葉裏は星状毛に覆われているので、白っぽく見える。果実は堅果 |
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クヌギ(椚、橡) ブナ科コナラ属 井原市美星町星田 2009/9/28
葉の側脈の先端が芒になり側脈の流れにそっているようである。
クヌギとアベマキは芒の流れに違いがある。葉裏の緑色で側脈は、はっきりと見える。 2014/9/12
可愛いドングリが顔をのぞかせていた。 |
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