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自己流 手作りホーム

山野草など16

ゆったりと、のんびりと自然を散策、山野草や樹木の美しく可憐な花を求めて人は、常に希望を持ち 実りを求めて あせらず 目先の欲にとらわれず与えられた自然の流れに任せられたら、どんなに素晴らしいことだろう。

 このページ内にある花や樹木名
>ウスベニニセアカシア>ウツギ>オオツクバネウツギ>オニグルミ
>カキドオシキダチアロエ>コツクバネウツギ
>サラサウツギ>シャクシャボンアロエ
>タニウツギ>ツメレンゲ
>ハコネウツギ>ハリエンジュ>ヒメレンゲ
>ミツバ>ミツバウツギ
>ヤエウツギ>ヤブウツギ
>ラショウモンカズラ
18種
ラショウモンカズラ(羅生門蔓) シソ科ラショウモンカズラ属 
岡山県奈義町 2008/5/13
花は一方方向に向いて咲いている。
花冠は紫色で唇形花。下唇は2裂し赤紫色の斑点があり、白く長い毛が生え、下向きに反っている。
花冠の長さ約40mm。長い雌蕊、雄蕊ともに上唇側にあり、雌蕊は1本で柱頭が2裂している。
雄蕊は2~4本あり、葯は黄色。咢筒は5裂している。
葉はハート形、広卵形で鋸歯で対生してつき、葉身長さ約3~5cmある。 草丈20~30cm。
ラショウモンカズラのツルを意味するカズラ(蔓)は、花の終わった頃に走出茎が地面を
這うように伸びる。群生している所もあります。
花を羅生門で切り落とされた鬼女の腕に例えたと言われる。開花直前の花冠が腕に似ているかな?








ミツバ(三つ葉) セリ科ミツバ属 別名ミツバセリ(三つ葉芹)  
岡山県勝田郡奈義町 2008/5/13
ミツバは葉縁から水分を出し、朝露が縁取りするかのようについておりました。
ミツバの花は3mm程度 白色で花冠が5裂。 葉は鋸歯である。 草丈は30cm前後。
2010/8/2 新市町藤尾 藤尾の滝・三の滝 2010/8/2 新市町藤尾 藤尾の滝・三の滝 2008/5/13 8:19 写す
ハリエンジュ(針槐) マメ科ハリエンジュ属 別名ニセアカシア 北アメリカ原産   
岡山県奈義町 2008/5/13
この花からは良質のハチミツが採れ、蜜源植物として価値も高いとの事。
白い花が目立ち、藤の花のように蝶形花が総状花序に垂れ下がっています。
花は蝶形花 花径18mm前後 花を多数つけ総状花序 総状花序の長さ15cm前後。 
葉は奇数羽状複葉 小葉は楕円形。 樹皮は縦にひび割れしている。




ウスベニニセアカシア(薄紅贋アカシア) マメ科ハリエンジュ属  
高梁市津川町今津 2010/5/19
花は蝶形花で薄紅色。葉は奇数羽状複葉
この個体は人様の庭先に植えられており、他ではあまりに見かける事がないように思えます。


オオツクバネウツギ(大衝羽根空木) スイカズラ科ツクバネウツギ属 別名:コツクバネ 
美作市上山 県道414号 2008/5/8
花は小さくてかわいいです。羽子板の衝羽根に花が似ているからついた名前。雌蕊が短いようだね。
オオツクバネウツギは萼片が萼片が4枚だが5枚の時は1枚が小さい。
ツクバネウツギは萼片が5枚 コツクバネウツギは萼片が2枚か3枚


コツクバネウツギ(小衝羽根空木) スイカズラ科ツクバネウツギ属 
高梁市成羽町坂本 2009/5/30
コツクバネウツギは雌蕊が花冠から突き出ている。 コツクバネウツギは萼片が2枚か3枚


花冠の花弁ところに軟毛が生えている。
ミツバウツギ(三葉空木) ミツバウツギ科 岡山県奈義町 2008/5/9
 葉が3枚くっついて3出複葉。菩提寺に行く途中で見かけました。






ウツギ(空木、卯木) ユキノシタ科ウツギ属 別名ウノハナ 高梁市成羽町坂本 2009/5/30
花は白く、咢や花柄は軟毛あり、葉は無毛ど葉縁は小さな棘のような感じです。
この時期になると白い花が道路法面や林縁などに目立つように咲いている。
「夏は来ぬ」卯の花 匂う垣根に……夏は来ぬ


葉の表面 葉の裏面

2009/5/30 右の茶色の縦縞があるのが若木
夏は来ぬ

卯の花の 匂う垣根に
時鳥(ほととぎす) 早も来鳴きて
忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ

さみだれの そそぐ山田に
早乙女が 裳裾(もすそ)ぬらして
玉苗(たまなえ)植うる 夏は来ぬ

橘(たちばな)の 薫る軒端(のきば)の
窓近く 蛍飛びかい
おこたり諌(いさ)むる 夏は来ぬ

楝(おうち)ちる 川べの宿の
門(かど)遠く 水鶏(くいな)声して
夕月すずしき 夏は来ぬ

五月(さつき)やみ 蛍飛びかい
水鶏(くいな)鳴き 卯の花咲きて
早苗(さなえ)植えわたす 夏は来ぬ
サラサウツギ(更紗空木) ユキノシタ科ウツギ属 別名:ツカサウツギ 
岡山市北区法界院 2009/5/21
 真っ白な八重咲きの花です。 葉は長楕円形。
ヤエウツギ(八重空木) ユキノシタ科ウツギ属 広島県府中市栗柄 神宮寺 2008/6/16
花は淡紅色で八重咲き、あまり見かけない栽培種のようです。
葉縁に棘ではないが棘のようなものがある鋸歯。


ハコネウツギ(箱根空木) スイカズラ科タニウツギ属 津山市上田邑 2008/6/2
赤色と白色の二色の花がバランスよく咲き、この日は雨が降っていたので
緑色の葉っぱの色も冴えていました。
花は初めから白色の個体や紅色の個体もあったり、白色→淡紅色→紅色へと変化していく個体もあり
楽しめます。花冠は漏斗形で長さ約3cmで先端が5裂している。
花冠の内側が白いものは雌蕊も雄蕊も白色。花冠の内側が紅色のものは、雌蕊も雄蕊の花糸も紅色だ。
雌蕊(花柱)1本で柱頭が円盤状、雄蕊5本で葯が淡黄色。
花冠はやや上向きに咲き、萼筒から出たところから急に大きく膨らむ。
ニシキウツギは花冠もやや下向きのようで、萼筒から出てもなだらかに太くなる。
葉は楕円形~広卵形で葉身長さ6~15cm、幅4~8cm。ハコネウツギは葉柄が緑色。
ニシキウツギは葉柄がやや赤褐色をしている。










ヤブウツギ(藪空木) スイカズラ科タニウツギ属 別名ケウツギ(毛空木)    
2014/5/25   府中市木野山町   
林縁に咲いていた。
花は濃紅色 花冠の先端が5裂 花径約12mm 花冠の長さ約32mm。 
花冠表面に微毛あり、ビロードのようだ。
雌蕊1本は雄蕊より長く突き出て、柱頭は白色で丸く膨れて、マッチ棒のようで、花冠と同じ長さだ。 
雄蕊は5本で中間あたりから基部にかけて花冠に合着している。  萼の長さは約7mm。
葉は長卵形で鋸歯 葉身90mm前後 幅32mm前後。 
葉柄は短く、葉脈や葉縁に微毛あり、対生してつく。葉裏の網目状が良く分かる。 
枝はしなやかで、小枝を上向きに対生して出し葉腋や枝先に散房花序を形成している。
今年の若枝も微毛に覆われている。  終花を迎えると花冠はポロリと落下する。


カラムシの葉の上で カラムシの葉の上で

 


高梁市成羽町吹屋 2009/5/30
雌蕊が直ぐに取れちゃうのかなぁー見当たらない。
葉は対生して葉腋(ようえき=葉の付け根の茎に面した部分)から花柄が出て花冠が長く、
微毛で覆われ、萼片や花柄にも葉の裏面の主脈や側脈、葉縁も微毛に覆われている。   




タニウツギ(谷空木)スイカズラ科タニウツギ属 別名:ベニウツギ   
津山市加茂町河井 2008/5/13
6月初旬に入って岡山県立森林公園に行く途中にもたくさん咲いております。
タニウツギが咲き終わる頃に、白い花のウツギが咲くようですね。
花は淡紅色で花冠は漏斗形で長さ約30mmで先端は5裂している。
花冠は萼筒の所からなだらかに膨らむ。葉腋や枝先に散房花序を形成している。
葉は卵状楕円形で葉身長さ約8cmでやや鋸歯で対生してつく。 


花が咲き終わり果実ができていた。苫田郡鏡野町国成 2008/6/11 
岡山県津山市 2008/5/13   
この個体は、タニウツギとヤブウツギと掛け合わされたような花だ。
人様の庭から歩道横に伸び咲いていました。花冠全体が濃紅色をしていた。 
雌蕊1本は雄蕊5本より長く花冠から突き出て柱頭が白い。




シャク(杓) セリ科シャク属 別名:ヤマニンジン    津山市加茂町河井 2008/5/13
葉腋から枝を出し、先端に放射状に花茎が伸び複散形花序を形成し白色の小さな花を多数つける。
雄蕊は5本 雌蕊は半透明で2本。葉は2回3出羽状複葉。葉の基部は茎を抱いている。
葉はニンジンの葉に似ている。 草丈は1m前後ある。
外側の花弁は大きい
果実の果柄の基部に総苞片あり。果実の先端につく柱頭(雌蕊)は外側に向く
ヒメレンゲ(姫蓮華) ベンケイソウ科マンネングサ属 津山市阿波 2008/5/13
阿波ふるさとふれあい会館前、落合川の水のかかる岩の上に、鮮やかに黄色い花を咲かせていました。
星の輝きように5枚の花弁を広げ、細長い肉厚の葉が密生している。
ベンケイソウ科は、乾燥した岩場などに生えているが、ヒメレンゲは渓流好みかな。
花は黄色 花弁5枚 雌蕊の柱頭が5裂し、雄蕊10本あり雄蕊の葯は赤橙色。
花は茎頂に集散花序を形成している。葉は線形で多肉質で葉身長さ約5~20mm。








ツメレンゲ(爪蓮華) ベンケイソウ科イワレンゲ属 別名:タカノツメ、  2013/11/1
花は白色 花径9mm前後 花弁は5枚 雌蕊は基部は合着して5本。雄蕊は10本、葯は赤色。
円錐花序で花は下から順次咲きあがっていく。  塔状に伸びた花穂の草丈20cm前後
葉は披針形で多肉質 葉の先端が針のように尖っている。
ツメレンゲの名前の由来は、葉の形が動物の爪に似て、ロゼットの葉の様子が
仏像の蓮華座(台座)に似ていることから。






2014/1/27
赤褐色を帯びた5個の若い袋果(裂開果)が5枚の萼片に包まれて長さ5mm前後に成長。
2014/3/24 
昨年のもは、すっかり枯れていたが、
今年の新芽が成長していた。
カキドオシ(籬通し、垣通し) シソ科カキドオシ属 
別名:カントリソウ(癇取草)、レンセンソウ(連銭草)   津山市阿波 2008/5/13
開花すると茎がツル状に伸びて群生していた。蔓状になった茎が垣根を通すほど伸びるのでカキドオシ。
別名癇取草は子供の夜泣き、ひきつけに用いられたことから。
漢方でも連銭草(丸い葉が銭(お金)のように連なっている)という生薬として用いられているそうです。
花は淡紫色で唇形花、花径約25mm。花冠は6裂している。葉は葉腋から咲いている。
雌蕊は半透明で柱頭が2裂している。雄蕊は4本で、葯が紫褐色。
下唇は前に突き出し、濃紫色の斑紋あり、半透明な毛が林立している。
葉は腎円形、葉身長さ15~25mm、幅20~30mmで鋸歯で主脈、側脈が浮き出し、
四角形の茎に対生してつく。






オニグルミ(鬼胡桃) クルミ科クルミ属    津山市阿波 2008/5/13
古枝の先に新芽を出し、新しい葉腋下、古い枝に雄花が垂れ下がり、
新芽の先端に雌花序を直立してさせている。
雌花の柱頭が2裂し紅色をしている。葉柄や花柄(果柄)が白く長い微毛に覆われている。
雄花の長さは短いものから30cm前後になるものもある。 
雄花は開花すると葯が藍色というか黒というか黒ゴマをまぶしたように見える。
堅果の外皮が茶黒色に枯れてくると剥がれやすくなる。 
堅果をよく洗って、フライパンで炒る(堅果の破裂に要注意)と殻が少し口をあけるので、
堅く割るのが大変ですが、実(種子)はピーナツのような味があって美味しいですよ。

2012/5/6   新見市神郷町湯野にて  雄花の開花 
2012/5/4  津山市加茂町下津川  津川ダムそばのラビンの里 
2012/5/4 津山市加茂町下津川  2012/5/4 津山市加茂町下津川
2012/5/7    津山市加茂町下津川  津川川の河川敷


2012/5/21 井原市美星町宇戸谷 
柱頭がやや枯れて、果実が膨らみ成長している。
2012/5/21 井原市美星町宇戸谷 果実が膨らみ成長している。
2013/5/18  井原市美星町宇戸谷

2013/5/28  井原市美星町宇戸谷  
柱頭が脱落し果実がφ約8mmになっていた。
2008/6/27  和気郡和気町矢田 国道374号線沿いにて写す 。
2008/6/27 和気郡和気町矢田 国道374号線沿いにて写す 2008/6/27 果実の先端に柱頭が残り付いている。
2009/9/18  久米郡美咲町小山 
2009/9/18 久米郡美咲町小山 2009/9/18 久米郡美咲町小山 2009/9/18 久米郡美咲町小山 フライパンで炒って2つに割って千枚通しなどでほじくり出して食べると美味しいよ。
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