エノキ(榎) ニレ科エノキ属 雌雄同株 高木落葉樹 広島県福山市丸之内1-8 2011/4/21
国蝶のオオムラサキの幼虫が、この葉を食べて成長する。
葉は卵形で側脈が左右が異形をしている。新枝先に両性花をつけている。
果実はφ約7mmの球形で葉腋から果柄を伸ばしてつき、秋に茶褐色に熟す。
葉は葉身約75mm、幅47mm、鋸歯で葉の裏には白い微毛ある。 樹高20mくらい |
|
2013/5/13 果実の写真 |
|
2013/11/1 エノキの黄葉 果実が熟していた。 |
|
果実の果皮を割ってみると、ふわっとした果肉に包まれたφ約5mmの種子が入っている。 |
|
|
|
2018/10/9
伐採したエノキです。 樹高約20m 直径約30cm 年輪を数えてみた処、推定年齢約60年。
年輪の幅が一定ではなく、最初の15年間くらいは、やや広く早く成長したのか?
その後は、年輪幅が狭くなっていた。 |
|
ケヤキ(欅) ニレ科ケヤキ属 別名 ツキ(槻) 広島県福山市丸之内1-8 2011/4/13
樹高は20mくらいで、雌雄同株、落葉高木。
雄花は5mmくらいで春になると新緑の葉の上に雄花が茶褐色している。
雌花は3mmくらいで、枝の先端3ヵ所くらいに白い微毛を生やし2つに分かれ数個咲いている。
ケヤキ材は非常に硬く重く長持ちして木目が美しいので神社仏閣など重宝されてきた良材です。 |
|
2014/9/28 紅葉が始まっていた。
|
ムクノキ(椋の木) ニレ科ムクノキ属 別名 ムクエノキ、モクエノキ、ムク、モク
雌雄同株、雌雄異花 広島県福山市内海町 2011/5/4
高木落葉樹。樹高が20m以上もありそうな。雄花は古い枝から新芽の腋に咲き、
雌花は新芽の先端に咲いていた。雄花は5枚の萼片と5本の雄蕊からなり、
雌蕊は花柱の先端が2裂して白い微毛に覆われている。
葉は卵形で先端が尖り、鋸歯で、葉身約6cm、側脈はほぼ左右対称で、
葉を触ってみると微毛ありて、ざらついた感じがする。果実は核果。秋には黄葉する。
樹皮は灰褐色で樹齢を重ねた老木の樹皮は鱗片状にはがれる。 |
|
五月頃花が咲き、果実は球形で直径約10mm、黒色で、ムクドリが木に群がり好んでたべる。 |
葉には細かい剛毛が生え 、手で触るとザラザラしており、乾燥させて紙やすりの代用、家具や工芸品の研磨剤に使われていたと云われいる。 |
|
2018/9/26 神辺町道上
果実は、直径約10mmで、この時期は緑色だが、秋本番になると、やがて黒色になる。 |
|
2018/10/31
果実が黒色に熟し、ハトなど野鳥が群がり啄ばみ、果実はわずかに残っていた。 |
|
|
樹皮が縦に鱗片状に剥がれている。 |
|
横川のムクノキ
このムクノキは樹齢約千年、幹の太さは目通り周囲9.4m、樹高25m、
枝張りは南北30mあって県下最大のムクノキです。
ムクノキは関東以西の本州、四国、九州に分布し、山地にも生えますが、
しばしば人家付近や道路わきに植えられます。5月の若葉が伸びる頃、淡緑色の小さな花を付け、
秋には直径12mmほどの黒い身を付け、この実は甘くて食 べられます。
ムクノキは家具などに使われる他、葉は細工物を磨くのに使われます。
環境省・岡山県と記された案内板有。
岡山県指定天然記念物
名 称:横川のムクノキ 推定樹齢:1000年
樹 高:25m~30m 目通周囲:9.4m
場 所:岡山県美作市滝宮北川 県道90号線沿い 岡山国際サーキット場近く |
|
アキニレ(秋楡) ニレ科ニレ属 落葉高木 別名:イシゲヤキ、カワラゲヤキ
花は秋に咲く。果実は、翼果で直径約8mm、風に乗って子孫繁栄。。
葉は互生して付き、やや鋸歯、葉を触ると固くかじる。葉の長さ3~6cm 後から出た葉は大きい。葉は黄色~赤色に紅葉する。材は堅い。 |
|
|
|
|
|
|
イロハモミジ(いろは紅葉) カエデ科カエデ属 別名 いろは楓、タカオモミジ
広島県福山市丸之内 2011/4/18
樹高15mくらいあるものも。花の紅色の咢と葯が目立ち、新緑の葉と共に
花は目立って咲いてくる。花は両性花と雄花がある。数ミリ程度である。
新緑の葉は、モミジの手と表現されるに相応しく柔らかくふくよかである。
葉は掌状で5~7深裂し、葉身約5cmである。 樹皮は灰褐色。 |
|
クスノキ(楠、樟) クスノキ科ニッケイ属 別名 クス、ナンジャモンジャ 雌雄同株
常緑広葉樹 常緑高木 広島県福山市西町 2011/4/20
一般にナンジャモンジャはヒトツバタゴのことを指している。樹高は20mくらい。
花は小さく新芽と同時に出てくる。 花径6mm前後、柱頭は乳白色で1本。
白色花被片6枚で雄蕊12本の花を多数つけ円錐花序を形成。この時期になると新芽が芽吹き
古い葉は紅葉し落葉していく。葉は先のとがった楕円形で葉身85mm前後。
葉の裏は網目状である。樹皮には割れ目がある。 果実は円形φ約8mmで液果、
10月頃に黒く熟し、果実を潰すと樟独特の香りがする。
材は樟脳油をとるほか、家具や細工物などに使われる。 |
|
2014/9/7 クスノキの果実 果実は円形φ約8mmで液果
|
2011/10/10 クスノキの紅葉した葉を付けた小枝がポロリと落ちてきた。
|
2013/11/1
クスノキの果実が黒紫色に熟していた。 果実を潰すとクスノキ独特の芳香がする。
果床は倒鐘形で浅く窪み、その上に艶のある果実を乗せている。 種子は球形である。 |
|
2014/3/29
ソメイヨシノが満開に近づくと、クスノキの葉が紅葉し、落葉し始めると新芽が芽吹き出す。 |
|
フ ジ(藤) マメ科フジ属 左巻き 広島県福山市 駅家公園 2008/4/14
フジの花が開花しており花芽がたくさんついていて、間もなく満開となりましょう。
紫色の蝶形花を多数つけた花序が垂れ下がっていた。花序が長いものは開花していなかった。
おにぎりとたくあん弁当が似合う季節になってきました。昔人間の言うことかなぁー(*^_^*)
ヤマフジは左巻きかな。 |
|
タマサキフジ(玉咲藤) マメ科フジ属 長野県伊那市産
岡山県和気郡和気町藤野 藤公園 2011/5/13
この花は、蝶形に開かず不展開であり、このような藤は他に類例を見ない珍しいもので、
植物学上貴重なものである。伊那市の山中にあったものを近くの里へ移植している。
和気町藤公園は、約7,000㎡の敷地に、幅7m、総延長500mの藤棚がある。
北は函館の藤、南は鹿児島県坊津の藤と全国46都道府県の著名な藤を集めている。
(沖縄県は野生の藤が生息しない)
約100種類の紫、白、ピンクの花が咲き乱れる(種類の多さで日本一)。
和気町で生まれた和気清麻呂の生誕1250年を記念して昭和60年に藤公園が完成しました。 |
|
ヤエノフジ(八重の藤) マメ科フジ属 茨城県笠間市産
岡山県和気郡和気町藤野 藤公園 2011/5/13
この藤は、日本三大稲荷の一つといわれる笠間稲荷神社の境内にあり、
樹齢400年と古く、根回り3.55mで珍しい
濃い紫の八重の花をつける巨樹である。この藤は、神木として門外不出とされていたが、和気公生誕1250年記念事業として 特に許されていただいたものである。
花径25~30mm |
|
アチノフジ(阿知の藤) マメ科フジ属 岡山県倉敷市産
岡山県和気郡和気町藤野 藤公園 2011/5/13
古代より倉敷市街地南方にあった浅海を阿知の潟と呼び、後の備中国窪屋郡の郷名となっている。この地名と鶴形山の阿知神社の本殿裏(境内地)にあるため、阿知の藤と名がついたと
伝えられている。この藤は淡紅色の花を咲かせる「アケボノフジの珍種である。
花は蝶形花である。 樹皮は灰褐色。 接ぎ木をしている。 |
|
ナズナ(薺、ナズ菜) アブラナ科ナズナ属 別名ペンペングサ 福山市駅家 2008/4/14
春の七草の一つです。ハート形の種がついた茎を適当な長さに折りハート形の種を少しほぐして
左右に回しぶりすると音がするからペンペングサ? 果実は軍配にも似ている。
花は白色、花弁4枚、雌蕊1本、雄蕊6本、花径3mm前後。
ロゼット葉は深く切れ込んだ鋸歯 上部の葉は葉柄が無く茎を抱く。
葉腋から花柄を出し総状花序を形成している。 草丈40cm前後 |
|
イヌナズナ(犬薺) アブラナ科イヌナズナ属 津山市市場 塩出池湖畔 2012/4/15
花は黄色 花弁4枚で花径約4mm。 茎や葉、咢、果実が微毛に覆われている。
草丈30cm前後 葉は卵形で葉身約35mm、鋸歯で互生してつく。雌蕊1個、雄蕊6個
日当たりが良いからだろうか下方の葉は赤紫色をしている。 果実は大きさ約7mm。
花弁が開花したのちに結実し、花弁が閉じた頃には扁平で楕円形の果実ができている。
茎が伸びるごとに下から開花し果実を育てていくようです。 イヌナズナは食用にはならない。 |
|
スズメノヤリ(雀の槍) イグサ科スズメノヤリ属 岡山県真庭郡新庄村 2008/4/16
名前は、花の形を大名行列の毛槍に見立てて付けられたとの事。 |
|
シャクナゲ(石楠花、石南花) ツツジ科ツツジ属 真庭市佐引 2010/4/16
花はツツジの花形に似ているが花は大きい。葉はタイサンボクなどに似ており、
葉裏が淡茶色である。雌蕊は1本、雄蕊は多数、雌蕊雄蕊共に上向きにカーブしている。
葉は楕円形で葉の裏面が茶褐色 |
|
オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢) ゴマノハグサ科クワガタソウ属
別名:ヒョウタングサ、ホシノヒトミ 真庭市別所 2010/4/28
花は淡青色 花径11mm 4枚の花弁は3枚丸い形で、1枚は細長い形である。
雌蕊1本、雄蕊2本。葉は卵形で荒い鋸歯。 草丈は10~40cm前後。
開花は2月頃。果実の形が犬の陰嚢に似ていることから、このような名前がついた。
果実長さ8mm、幅3mm
平地に群生している所を見ると、まるで輝く星空を眺めているようである。 |
|
|
タチイヌノフグリ(立犬の陰嚢) ゴマノハグサ科クワガタソウ属
笠岡市甲弩 2010/4/29
花は青紫色で2mmほどの大きさ、日当たりの数時間しか開いていない。
葉は上部は細長く下部との形に違いがある。 葉や茎などが微毛に覆われている。
草丈は10~15cmくらいで、根元基部で分枝して立って咲いている。 |
|
クサノオウ(瘡の王) ケシ科クサノオウ属 有毒 高梁市川上町高山 2009/4/17
花は黄色 花径22mm前後 花弁4枚。茎や葉柄、蕾が白い細毛が密生し覆われている。
雌蕊は1本 花柱がグリーン色で、乳白色の柱頭が3裂している。
雄蕊は30数本 花糸も葯も黄色。果実は蒴果。 葉は羽状複葉で荒い鋸歯で互生してつく。 大きめの葉を計測したら葉身は28cm。
草丈は60cm前後 葉や茎、果実を傷つけると黄色い乳液を出す。全草が白い毛に覆われている。
また皮膚病や丹毒に効く薬草なので瘡(くさ)の王などの説があるとの事。 |
|
|
枝を切ってみると黄色い乳液が出る。 約26分間立って見ると液体は
黄褐色に変化していた。 その後、茶褐色に変色し盛り上がりが無くなり萎む。 |
|
果実は蒴果 長さ40mm前後
|
ハナカイドウ(花海棠) バラ科リンゴ属 別名 カイドウ(海棠)
井原市野上町 2008/4/17
花は紅色 庭木として植栽されている。 雨が降っていたので花が開いていませんでした。
花言葉は「艶麗(えんれい)」 4月8日の誕生花 |
|
セントウソウ(仙洞草) セリ科セントウソウ属 別名オウレンダマシ
高梁市川上町高山 2009/4/17
花は白色で大きさは2mm前後 雄蕊5本 雌蕊の柱頭が2裂している。複散形花序を形成している。
葉はセリに似て、1~3回3出羽状複葉で根生基部から出ている。茎は茶褐色。
草丈は10~35cmくらい。 |
|
|
カツラ(桂) カツラ科カツラ属 雌雄異株 別名オガツラ、マッコノキ、コーノキ
庄原市総領町亀谷 2009/4/18
国道432号(竹原市~松江市)沿いにカツラの大樹が新緑のハート形の春葉を青空に向って
ヒラヒラと輝いていました。夏葉は春葉のように凹みがない。 樹皮は縦にひび割れしている。
この個体は雄株である。
2012/9/29 府中市上下町のカツラの木は黄葉が始まっていました。 |
|
前へ Next |