本文へスキップ

自己流 手作りホーム

山野草など5

ゆったりと、のんびりと自然を散策、山野草や樹木の美しく可憐な花を求めて人は、常に希望を持ち 実りを求めて あせらず 目先の欲にとらわれず与えられた自然の流れに任せられたら、どんなに素晴らしいことだろう。

   このページ内にある花や樹木名
>イチリンソウ>ウマノアシガタ>オドリコソウ >オニタビラコ 
>キランソウ>クマイチゴ>クロモジ
>サルトリイバラ
>ナガバモミジイチゴ>ニワトコ
>ハハコグサ>ヒメウズ>フクジュソウ
>ミスミソウ
>ヤマナラシ 
>ワサビ>ワラビ 
    17
ナガバモミジイチゴ(長葉紅葉苺)バラ科キイチゴ属 福山市熊野町 熊ヶ峰 2009/4/9
花は白色、花弁は5枚で先端が尖っている。花柄には微毛あり。
雌蕊、雄蕊ともに多数あり、雌蕊は雄蕊に囲まれて中央にある。
花が下向きに咲いているので、ちょっぴリ……写しにくいなぁー。
葉は長卵形で3~5裂して鋸歯。切れ込みのない個体もある。
果実は黄色で集合果の球形でφ約10~15mm。6月ごろ黄色く実ります。 美味しそうだねぇー。 
収穫するには蟻など虫が群がっていることもあり、棘が鋭いので要注意。






苫田郡鏡野町羽出 2009/6/20
2009/6/20 苫田郡鏡野町羽出にて

名前調査中 バラ科キイチゴ属 広島県世羅郡世羅町大字小谷 芦田湖 2008/5/19
葉は卵形
木いちごも色々あるようで、モミジイチゴ、ナガバモミジイチゴ、クマイチゴ、カジイチゴ、
ビロードイチゴなど
ワラビ(蕨) コバノイシカグマ科ワラビ属 福山市熊野町 熊ヶ峰 2009/4/9
ワラビを一握りほどに輪ゴムなどで束ねてボールに入れて重層(タンサン)を振りかけ、
ワラビがたっぷりと浸るように熱湯をかけて一晩置いて灰汁抜きをする。灰汁抜きしたものを
良く水洗いし、4~5cmの長さに切り、好みの味付けをし、調理すると春の香りが味わえます。
クマイチゴ(熊苺) バラ科キイチゴ属    真庭郡新庄村田浪 2009/5/23
野イチゴの中でもっと茎丈は大きく、茎や葉裏などに鋭い棘があるので要注意。
学校帰りに道草し、棘に服が引っ掛かりながら赤く熟した果実を良く食べたものです。
美味かったなぁー。
花は白色 花弁5枚。雌蕊、雄蕊が多数ある。 果実期になると雌蕊、雄蕊が茶褐色に枯死する。
葉は5裂し、葉裏面の主脈や側脈には棘がある。
若木なのだよ



2009/6/8 半月立って果実が青々していた。

ウマノアシガタ(馬の脚形) キンポウゲ科キンポウゲ属 2008/4/11
田んぼの畦や道端でよく見かけられ黄色い花が太陽の光を浴びて光って見える。
葉の形が馬の蹄に似ているという。馬の足形 
花は黄色で光沢があり、花弁5枚、花径約3cm。
根出葉は掌状に深裂し鋸歯、葉柄に開出毛あり、葉身5~9cm。
ウマノアシガタの蕾の下部の葉は線形に裂片。
2009/5/7 苫田郡鏡野町羽出







クロモジ(黒文字) クスノキ科クロモジ属 雌雄異株・雌雄異花 
別名:クロモンズ(津山地方では) 真庭市別所 2008/4/11
御茶席などで和菓子などを食べる時にクロモジで作られた木製ナイフとして出されたり、
高級爪楊枝にされる。茎からも葉を揉むと素敵な香気を漂わせる。 
名前の由来は、樹皮の黒い斑点を文字に見立てたという。
花は淡黄緑色の小さな花を小枝の先端に新葉が数枚輪生展開している下腋に放射状に花柄を伸ばし、
数個の花を付けて散形花序をなしている。花柄に白い微毛が伸びている。
花弁は蝋のように半透明であり花径6mm前後の大きさである。終花が近づくと黄色になる。
仲間のアブラチャンやダンコウバイは黄色い花が先に咲く。
若葉には葉縁や脈に白い微毛あるが、のちに脱落する。 
広がっていない若葉の葉身は20mm前後茎や葉を乾燥させてクロモジ茶としても使われている。
鏡野町物産館「夢広場」に「くろもんず茶」として販売されている。
クロモジを「くろもんず」と呼ばれているのは津山地方弁なのであろうか?
ここに掲載されている花は雄花のみである。 雌花を見かけたらアップします。
2009/4/2 2009/4/2 

2013/4/10 若葉の葉身20mm前後

2011/5/27 若葉の表面

2011/5/27 若葉の葉裏
オドリコソウ(踊子草) シソ科オドリコソウ属  真庭市別所 2008/4/11
花は淡紅色の唇形花。笠をかぶった踊り子が並んで踊っている様子に例えたものと云う。
茎は四角形。唇形花を抜き取り基部を吸ってみると甘い蜜の味がする。
野山の半日陰の道端に群生していた。
花は白色~淡紅紫色の唇形花を上部の葉腋に密に輪生し、花冠は花径3~4cmで、
上唇は兜状、下唇は2~3裂する。外側の裂片は小、中央の裂片は大で前に突き出している。
草丈30~50cm。茎は柔らかく四角形、節に長い毛がある。
葉は葉身5~10cmの広卵形で先端は尖って荒い鋸歯で対生してつく。
シソ科らしく、網目状の脈が目立ち、全体的に微毛に覆われている。
2008/4/11  真庭市別所


2008/4/15 庄原市総領町五箇


オドリコソウ

オドリコソウの葉は鋸歯
ヤマナラシ(山鳴らし) ヤナギ科ハコヤナギ属 落葉高木 別名:ハコヤナギ(箱柳) 
雌雄異株 この個体は雌株   三次市吉舎町吉舎(県道27号沿い) 2009/4/11
長い穂状花序が垂れ下がっていた。
葉は広卵形で鋸歯 葉身12cm前後。日本のポプラ 名前の由来は、葉が風に吹かれると
音を出すことと、材は柔らかく箱作り細工物に適していたようです。
マッチの軸にも使用したようです。反り返った丸い葉が風に吹かれてヒラヒラと左右に
揺れていました。
2009/5/12 ヤマナラシの若い果実 穂状の雌花序

2009/5/12 2009/5/12 反り返った丸い葉が風に吹かれてヒラヒラと左右に揺れていました。混み合った葉同士が当たり音を出すのかなぁー。
2014/3/31  綿毛が付いた種子を飛散させ、ほぼ終わりころだった。
ヤマナラシ
ヒメウズ(姫烏頭) キンポウゲ科オダマキ属 三次市吉舎町敷地 2008/4/12 
花は薄い紅紫色 花茎7mm前後 花は下向きに咲く。茎葉の葉腋から花柄を伸ばす。  
外側に淡紅白色に見えているのは長さ10mm前後の5枚の萼片で、
その中側に、萼片より小さく3mm前後の淡黄色に見えるものが5枚の花弁である。
雌蕊は2~4、雄蕊9~14。葉が花の蕾を抱くように保護して、
成長につれて開くようだ。葉は3出複葉 小葉の先端が2~3裂している。
根生葉の葉の裏面は白粉っぽく脈や葉縁が淡紫色であり、若葉の時は葉面に毛が生えている。 
葉身22mm前後。 茎は赤褐色で微毛あり。   草丈は30cm前後




2014/3/25
サルトリイバラ(猿捕り茨) ユリ科シオデ属 別名:サンキライ、ボテノハ 雌雄異株   久米郡美咲町小山 2008/4/12
花が、まだ蕾でした。 花弁のように見えるものは花被片で6枚、黄緑色で透明憾あり。
葉は艶があり、円形~卵形、葉身12cm前後。果実は液果 φ約12mmの球形.。
種子は楕円形、φ約3.5mm、2~5個入っている。
果実は熟すと赤色になり、晩秋に落葉後も果実は残り良く目立つ。
茎は堅く小枝を出す所から、くの字に曲がっている。 棘も鋭い。
丸い葉っぱが大きくなると柏餅に使われています。 
柏餅には、柏の葉かサルトリイバラの葉が使われています。
秋に果実が赤くなるとリースなどに使われている。 


2009/4/5 雄花

2009/6/20 苫田郡鏡野町羽出

2008/6/27 岡山県自然保護センターで写す。秋には実が赤い色になる。 2014/5/25 2014/5/25
2014/10/19


2008/12/5 久米郡美咲町和田北
2008/12/5 久米郡美咲町和田北
キランソウ(金瘡小草) シソ科キランソウ属 
別名:ジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)、コウボウソウ(弘法草)
三原市沼田西町   2008/4/12
花は、紫色の舌状花で大きさ1cm前後。 雌蕊は、子房、花柱、花頭からなる。
雌蕊の先端(花頭)が2裂している。雄蕊は長いもの2本、短いもの2本。 
葉身43mm前後、幅16mm前後。 全草が白い微毛に覆われている。
地獄の釜の蓋のと言われる由縁は、葉の縁や裏面が長い刺毛に覆われ、地面に張り付くように
広がり咲いている事に由来する。
2009/4/8
2012/4/24 世羅郡世羅町小谷にて。


刺毛に覆われた葉の裏面
ハハコグサ(母子草)キク科ハハコグサ属     三原市沼田西町 2008/4/12
春の七草のひとつで、ゴギョウとかオギョウと言われ七草粥に入れたりしていたらしいが
現在は食用としては利用することが少ないようです。
綿毛に覆われているので見た目がふわっとした温かさを感じます。
オニタビラコ(鬼田平子)キク科オニタビラコ属     三原市沼田西町 2008/4/12  
道路わきに、すっと伸びた茎に黄色い花が十数個咲くのであろう蕾が付いていました。
茎や葉の裏が微毛に覆われている。オニタビラコやタンポポの葉をロゼット葉と言う。
ロゼット葉は地面に葉が広がって立ち上がっていない様を指す。 
花期を過ぎると綿帽子となり種子を風に乗って飛散し子孫を残す。
2009/4/28 井原市美星町宇戸谷

2009/4/28 井原市美星町宇戸谷

オニタビラコ 冠毛で種子を飛散させる。
ニワトコ(庭常) スイカズラ科ニワトコ属 別名セツコツボク(接骨木) 
神石郡神石高原町高光 2009/4/12
新芽と共に淡緑色の小さな花を散房花序(さんぼうかじょ)につけ、花がクリーム色になっていく。
林縁などで刈り取られても、すぐに芽を出し成長が早いようです。
昔から幹や枝を煎じて骨折などの湿布薬として葉や枝、花を民間薬にしていたとの事。
ニワトコの木は堅いので、木製おもちゃの笛などに使われるという。


2008/6/27 岡山県自然保護センター 黄色の実がなっていた。
ワサビ(山葵) アブラナ科ワサビ属 湿生・水生植物  神石郡神石高原町 2009/4/12  花は白色 花径10mm前後 花弁4枚の十字花 総状花序を形成。 
葉はハート形、葉身約5~20cm。果実は長角果。
根をすりおろして、刺身に付けたり(殺菌効果)、お茶づけに入れたりと
鼻を突きぬける刺激に涙が出ますね。


2014/4/14  果実は長角果で湾曲し、花弁が落下する前にかなり成長し突き出ている。
フクジュソウ(福寿草) キンポウゲ科フクジュソウ属 別名ガンジツソウ(元日草) 
神石郡神石高原町 2009/4/12
花は黄色 花径37mm前後、花弁は12~16枚 草丈約15~22cm。
果実(集果)はφ9mm前後で痩果。茎の頂部に1つの花を咲かす。
葉は3出羽状複葉で深裂している。 葉身70mm前後、葉裏が、やや白っぽい。
燦々と陽光を浴びた花は時期を過ぎると、花弁を閉じ果実を保温育成した後、
色あせて離脱していく。
「福寿草の里」(神石郡神石高原町草木)、「ためしげの福寿草」(庄原市東城町久代 為重地区)
ともに満開でした。縁起の良い幸せを招く花とされている。
2009/2/17 雪を払いのけると蕾が大きく成長していた。
2009/2/17 苫田郡鏡野町 雪の中で、しっかり芽吹いている。 2009/2/17 苫田郡鏡野町 雪の中で、しっかり芽吹いている。 2009/2/17 苫田郡鏡野町 雪の中で、しっかり芽吹いている。




果実

葉の表面 葉の裏面
ミスミソウ(三角草) キンポウゲ科ミスミソウ属 別名ユキワリソウ    
神石郡神石高原町 2009/4/12
白色の花弁(5~7枚)のように見えるものは萼片である。 花は10mm前後で中心に咲く。 
花弁は無いがきれいだね。 草丈15cm前後。
萼片が7枚のものはも柱頭が17個、雄蕊が17個。 
萼片が6枚のものはも柱頭が16個、雄蕊が16個。
三角形の葉に由来した名前のようですね。 葉の先端が三角形で3裂して角が3ヵ所。常緑、全縁で微毛あり。 2014/4/14に行ってみると絶滅していた。




イチリンソウ(一輪草) キンポウゲ科 別名イチゲソウ(一華草) 
神石郡神石高原町草木 2009/4/12
白色に見えるものは花弁ではなく萼である。
花径10mm前後 花は中心部にあり 花弁は無いがきれいだね。
イチリンソウが群生している所にも、稀に二輪咲きしている個体もある。 
草丈は15cm前後、茎径約1.5mm
葉は葉身が約50mm、2回羽状複葉で茎上部に3枚が輪生してつく。 
輪生した葉腋から長い花柄を直立させて1輪の可憐な花を咲かせる。 
雌蕊も雄蕊も多数あり。
林縁の法面などで真っ白で清楚な花が咲き、ひときわ目立ちます。








葉の裏面
花などの名前  前へ Next