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自己流 手作りホーム

山野草など39

ゆったりと、のんびりと自然を散策、山野草や樹木の美しく可憐な花を求めて人は、常に希望を持ち 実りを求めて あせらず 目先の欲にとらわれず与えられた自然の流れに任せられたら、どんなに素晴らしいことだろう。

       このページ内にある花や樹木名
>アレチウリ>アレチヌスビトハギイヌコウジュ>オオイヌタデ
>
オトコナエシ>オミナエシ
>カラスノゴマ>コアカザ
>ススキ
>ダンドボロギク>ツルニンジン
>ニガウリ>ヌルデ>ネコハギ
>ハグロウソウ>フジカンゾウ>ベニバナボロギク>ホオズキ>ホテイアオイ
>ミズヒキ>メドハギ
  >中秋の名月     20
フジカンゾウ (藤甘草) マメ科ヌスビトハギ属   苫田郡鏡野町大町 2010/9/9
花は清楚な淡紅色で1cm前後の大きさである。 林縁の日陰に咲いていた。
茎を下向きに触ると白い微毛が上向きについているので、ざらっと刺さるような感触である。
草丈は70cm位ある。 花が藤に似ており、姿が甘草に似ているからついた名前。
葉は下のほうについて花のついている茎が50cmくらいある。
葉脈は鮮明で、葉の裏は白っぽい。 9月19日には豆果ができていた。


2010/9/19 葉の裏は白っぽい

9月19日には、豆果になっていた。
名前調査中  苫田郡鏡野町大町 2010/9/9
ミズヒキ(水引) タデ科ミズヒキ属   苫田郡鏡野町大町 2010/9/9
花は上が紅色で裏が白いので、熨斗にかけられている紅白の水引に由来する名前。
上3枚の花弁が赤色で、下1枚の花弁が白色をしている。林縁の日陰に咲いていた。 
2010/9/9 蕾

2010/9/19 開花していた。 2010/9/19 開花していた。
2017/10/4   真庭市神庭  神庭川の傍
カラスノゴマ(烏胡麻) シナノキ科カラスノゴマ属   苫田郡鏡野町大町 2010/9/9
石ころが山積みされた間から咲いていた。 草丈は70cm前後ある。
葉腋から3cm位の花柄を伸ばし、1個の花を咲かせている。萼片が反り返っている。
花は黄色、花径約20mm。先端が白いヘラ状の仮雄ずい(仮おしべ)が5本あり、円柱状の雌しべ1本。
その周りをかぎ型に曲がった雄蕊が取り囲んでいる。仮雄ずいの先端には花粉もついている。
花弁5枚。葉は卵形で葉身長さ2~7cm、幅1~3.5cmあり、尖りの無い鋸歯で互生してつく。
果実は蒴果で円柱状。全体的に星状毛に覆われている。










葉の裏側 葉脈ははっきりし、白っぽい
ハグロウソウ (葉黒草) キツネノマゴ科ハグロウソウ属   苫田郡鏡野町大町 2010/9/9
花は淡紫色で、花冠が上唇と下唇に分かれ、内側に赤紫色の斑点がある。全体的に弱々しく見える。
葉っぱに似た2枚の苞(ほう)の間から1個の花を咲かせる。葉は楕円形。
咲いてから10日間ぐらいで花は枯れるようだ。
名前の由来は? 赤紫色の斑点が「お歯黒」に似ている、葉が黒っぽく暗緑色だから、
2枚の苞片の間をはぐる(岡山弁?捲る(めくる)。例→布団をはぐる)ように花が出てくるから等と
考えるのも花の楽しみ方。
苞とは、花や花序の基部にあって蕾を包む葉のことをいう。苞葉ともいい、個々の苞を苞片という。
2010/9/19 咲いてから10日間ぐらいで花は枯れるようだ。

名前調査中 シソ科?  苫田郡鏡野町大町 2010/9/9
花は青色で唇形花、花冠の先端が5裂している。
花が終わりに近づくと淡紫色に変化し花冠が抜け落ちる。咲いてから7日間ぐらいで花は枯れるようだ。
同じカメラで写したのに色写りが違っているなぁー、日当たりの加減かなぁー。
2010/9/9

2010/9/19 同じカメラで写したのに写り色が違っているなぁー。 2010/9/19 花が終わりに近づくと花冠が抜け落ちる。咲いてから7日間ぐらいで花は枯れるようだ。

ホテイアオイ(布袋葵) ミズアオイ科ホテイアオイ属 南米原産帰化植物 
香川県小豆郡土庄町甲 2010/9/10
旭屋旅館の玄関前に置かれた石臼の中にホテイアオイが可憐に咲いていた。
ホテイアオイは水質浄化に役立つと云われている。池などに繁茂している所を見かける事がある。
一枚の花弁の中心部が淡紫色で黄色の斑点がある。
葉の基部が浮き袋のように丸く膨らみ水面に浮いて生育する浮草である。


三次市吉舎町敷地 2009/10/1
苫田郡鏡野町 2008/9/11 ひとめぼれの刈り取り中
メドハギ(筮萩(メドギハギ) マメ科ハギ属   津山市上田邑 2008/9/11
花は白色で蝶形花、旗弁の基部に紫色の斑紋あり。
春には茎が直立しているが、夏から秋にかけて分枝を伸ばして繁茂する。
茎が真っすぐで適度な太さから占いの筮竹(ぜいちく)に使用されていたとの事です。
不景気風を吹き飛ばし、景気回復を願いたいですね。


ネコハギ(猫萩) マメ科ハギ属   津山市上田邑 2008/9/11
白い軟毛に覆われているので付いた名前。
地を這っていた。小さな花は白色の蝶形花で旗弁に紅紫色の斑点がある。葉は楕円形~倒卵形。


オミナエシ(女郎花) オミナエシ科オミナエシ属   苫田郡鏡野町塚谷 2008/9/11
愛でて楽しむ秋の七草 ハギ、キキョウ、ナデシコ、クズ、オミナエシ、フジバカマ、オバナ(ススキ)
オミナは美しい女性、美人、エシは圧の意味らしく美しい女性をしのぐ美しい花であるという。
甘い蜜に誘われて昆虫たちも集まっていた。


オトコナエシ(男郎花) オミナエシ科オミナエシ属   苫田郡鏡野町久田下原 2008/9/11
黄色の花をつけるのがオミナエシ(女郎花)。オトコナエシは茎も太く強そうに見える。
果実に翼があり風に吹かれて散布され子孫を拡大している。

ススキ(薄) イネ科ススキ属   苫田郡鏡野町塚谷 2008/9/11
ススキを刈り取り乾燥させて木炭を入れる炭俵(コモ編み)を編んでいたなぁー。
ススキの葉はのこぎり刃のようなギザギザがあり、刈り取る時やススキの束を乾燥させる時に
ひっくりかえししていたら手が擦り切れたものです。 ススキを見ると、月見団子がうかんくるなぁー。
アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩) マメ科ヌスビトハギ属 北アメリカ原産   
苫田郡鏡野町久田下原 2008/9/11
花は紅紫色の蝶形花、花茎9mm前後、旗弁の基部に黄色の斑紋が2個ついている。
花が終花の頃になると灰褐色~青色になる。
葉は3出複葉、小葉は細長い楕円形~狭卵形で葉身7.5cm前後、 幅2.6cm。 
草丈50~100cm。 茎径4mm前後。
豆果は長さ30mm前後、幅4mm、厚さ1.5mm扁平で3~6節の節果で表面にかぎ状の微毛が
密生しており、節果が衣類に一つ一つバラバラにくっつき、マジックテープに似ている。 
種子の長さ約4mm、幅2.5mm、厚さ0.8mm。アレチヌスビトハギの生育している草むらを
歩くと果実が衣服にくっつく、ひっつき虫で厄介なものです。


2014/10/10
アレチヌスビトハギの黄葉   花が終花の頃になると柱頭が飛び出し子房が大きくなっている。






オオイヌタデ(大犬蓼) タデ科イヌタデ属   苫田郡鏡野町塚谷 2008/9/11
イヌタデはオオイヌタデよりも小さ。
庭先などで見かけるオオケタデ(大毛蓼)は別名ハデコブラ、オオベニタデと呼ばれ、背丈が
2メートル近くになる。
ベニバナボロギク(紅花襤褸菊) キク科ベニバナボロギク属 アフリカ原産帰化植物 
苫田郡鏡野町久田下原 2008/9/11
花は赤橙色 筒状花を多数つける。 花径約9mm、長さ18mm。
花が成長して綿帽子となり、冠毛のついたそう果は風に乗って繁茂していく。
葉は倒卵状長楕円形で鋸歯、葉は互生してつく。 草丈は70cm前後。 
茎は太そうですが、柔らかいので花が付くと重いのか倒れているのをよく見かけます。








ダンドボロギク(段戸襤褸菊) キク科タケダグサ属 北アメリカ原産帰化植物   
苫田郡鏡野町久田下原 2008/9/11
花は淡黄色で筒状花、上向きに円錐花序を形成している。   
葉は細長く線形~披針形で鋸歯。 草丈約1m。
コアカザ(小藜) アカザ科アカザ属 苫田郡鏡野町塚谷 2008/9/11
似たものにアカザ、シロザがある。見た目が柔らかいふわっとした感じがします。
花は円錐花序を形成している。葉は狭卵形で葉身長さ2~4.5cm。葉の裏がやや白っぽい。


ヌルデ(白膠木) ウルシ科ウルシ属 別名:フシノキ、カチノキ 
苫田郡鏡野町久田下原 2008/9/11
葉は鋸歯、奇数羽状複葉で主脈、側脈がはっきり表れ、葉柄に翼がついている事が特徴。
ヌルデには、ヌルデシロアブラムシが寄生し、大きな虫こぶ(虫えい、ヌルデミミフシ)ができている。
虫こぶを割ってみると、透明な翅に胴が黒色のヌルデシロアブラムシが多数いた。
この虫こぶを五倍子(ごばいし)又は付子(ふし)と呼び、付子にはタンニンが含まれており、
お歯黒や白髪染めの色素原料として利用されていた。 
備前市の香登(かがと)地区は高級お歯黒の産地であったという。
香登のお歯黒は五倍子とローハ(緑ばん、硫酸鉄)と貝灰を混合して作られたものであり、
簡単に歯を染めることができたという。
成羽町吹屋地区は日本最初のローハ生産地であり、これと関連した産業であったのだろうか。
私が子供の頃に母親が付子は染料になると云い、付子を採取して業者に買い取ってもらった記憶がある。
2008/9/11 苫田ダム周辺 2008/9/11 苫田ダム周辺 2009/9/18 久米郡美咲町小山

2009/9/18 久米郡美咲町小山 2009/10/12 果実の周りに乳白色のリンゴ酸カルシウムが分泌されていた。 2009/9/18 久米郡美咲町小山 虫こぶを「ふし(付子)」

2009/7/10 新見市法曽 済渡寺付近 2009/7/10 新見市法曽 済渡寺付近 2009/10/12 ヌルデシロアブラムシが多数いた。
ニガウリ(苦瓜) ウリ科ツルレイシ属 雌雄同株 蔓性植物 別名:ツルレイシ、ゴーヤ 
福山市南手城町 2008/9/12
ビタミンCが豊富だという。ゴーヤチャンプルは苦味があって美味しいですね。
花は黄色、花冠は5裂し雌雄異花である。計測した個体で雌花の花径は29mm、雄花25mmであった。
受粉の媒介役は蟻さんなのかな。花は終花を迎えると縮まりポロリと落下する。
花柄は長さ約4cmあり、中間あたりにハート形の托葉がついている。
葉は掌状葉で深裂し、葉身長さ4~13cm、幅4~12.5cmあり、柔らかい。
葉腋から花柄や巻きヒゲや小枝を伸ばす。茎は5稜あり、微毛に覆われている。
果実はの外皮はイボ状の突起に覆われ、熟すとオレンジ色になる。


2015/7/25

 雌花

 2015/7/25 果実の長さ約30mmになっていた。
 雄花




花柄に托葉がついている。
 雌花

 雄花
ニガウリは熟すと果皮が黄色になり果肉が赤色をしている。赤い果肉を除去すると茶褐色の種子が出る。
種子の長さ約15mm、幅約8mm、厚さ約4mmである。
ツルニンジン(蔓人参)  キキョウ科ツルニンジン属    三次市吉舎町吉舎  2012/9/12
花は釣鐘状で花冠は5裂している。 葉裏は白っぽい。
ツルニンジンには、特有の香りがありますので、林縁などに生えている場所がわかります。
花や葉などをちぎって見ると白い粘液が出ますので、指にくっつくとなかなか落ちにくいです。
根生部は掘り出して、金槌で軽く叩いて皮を剥がし、中の芯を取り除き、外皮の薄皮を剥がして
内皮を醤油だれに浸して焼いて食べられるという。蔓の太いものを選べば根も大きなものが育っている。
和歌山県の友人が山菜として採取していた。別名トドかトドックとかの名で呼んでいたようだ。  




ホオズキ(酸漿、鬼灯) ナス科ホオズキ属 別名:ホウズキ、カガチ、ヌカヅキ   
岡山県久米郡美咲町小山 2011/9/13
この個体は野生種なのだろうか? 草刈り機でなぎ倒されていたようだが、傷つきながらも
気丈に息づいていた。咢に果実が包まれていくようです。 葉は卵形。 
茎(四角形)の縦筋や花柄、果柄が紫系色をしている。
咢に包まれているものの大きさは25mmくらい。 
草丈は起こせば70cmくらい。




西伯郡伯耆町桝水高原  2009/11/19
根が漢方で酸漿(さんしょう)と言われ生薬に。
果実の外皮を提灯に見立てた。赤鬼の提灯か?
中秋の名月 2008/9/14 19時32分~20時59分
コンパクトデジカメで、美しい名月を眺めていました。
20時05分 19時39分
中秋の名月 2011/9/12 18時29分 山陽北部地区にて
中秋の名月 2013/9/19 19時32分 広島県東部地区にて 
中秋の名月 2015/9/27 18時33分 岡山県北部
9月28日にはスーパームーンと皆既月食が重なって観られ、月が最も地球に近づき36万3000km近地点になり、月の大きさが14%も大きく観られ、明るさも30%明るく観られたようです。
月が地球から遠く、遠地点になった時は40万5000kmまで広がるようです。
地球と月の距離は平均して38万3000kmと云われている。次に地球が月と太陽の間に入り込み、
スーパームーンと皆既月食が重なって、月の表面が赤みがかった影を落として観られるのは2033年と
云われている。


アレチウリ(荒地瓜) ウリ科アレチウリ属 蔓性 雌雄同株
加賀郡吉備中央町案田  2015/9/15
花は黄緑色で雌花序は頭状に花径約10mmの雌花を10数個つけて、雌しべは1本で柱頭が3裂している。
雄花序は散房花序につけ、雄花の花径約18mmで雄しべは5本が合着して1本になっているようで
葯に黄色の花粉あり、花柄は長い。雄花序が際立って上に伸びている。
雌花序、雄花序ともに花弁5枚で縦縞があり花柄は長い毛に覆われている。
葉は心円形で3~5裂し鋸歯、微毛に覆われ、葉身長さ9~23cm、幅8~21cmと大型である。
葉腋から雌花序、雄花序、巻きヒゲを伸ばしている。
果実は液果で長い毛に覆われ、数本の長い棘があり、長さ約10mm、幅約5mmで数個輪生してつく。
雑草の上や地上を這い広がり巻きヒゲで蔓を支えている。

 雄花序



 雌花序






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