ヒヨドリバナ(鵯花) キク科ヒヨドリバナ属 苫田郡鏡野町上齋原 2008/7/10
ヒヨドリが鳴く頃に花が咲くから付いた名前だそうです。
頭状花序が多数集まって複散房状の花序を形成している。
葉は鋸歯で、葉裏の主脈、側脈共にはっきりしている。
似た花に、ヨツバヒヨドリ、フジバカマなどがある。葉の違いで見分けること。
秋の七草 フジバカマ、オミナエシ、ナデシコ、クズ、キキョウ、ハギ、オバナ(ススキの事) |
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オカトラノオ(丘虎尾、岡虎の尾) サクラソウ科オカトラノオ属
苫田郡鏡野町上齋原 2008/7/10
オカトラノオは虎の尾に似ているので付いた名前との事。花穂が垂れ下がっている。
花は白色で花冠は5裂し花径約10mm。雌しべ1本、雄しべ5本。
葉は長楕円形で葉身長さ約10cm、幅約4cmで互生してつく。葉裏は白色の微毛があり主脈が目立つ。
湿地帯に生えるヌマトラノオ、イヌヌマトラノオもある。
○○トラノオと名のつくものは多種あるようです。 |
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キリンソウ(麒麟草) ベンケイソウ科キリンソウ属 2017/6/27 英田郡西粟倉
花は黄色、花径は約13mm、茎頂に集散花序を形成し、披針形の花弁は5枚、雌蕊は1本で柱頭が尖る。
雄蕊は10本、葯は黒褐色。 葉はやや肉厚、広倒卵形で中央から先端が鋸歯、茎頂の葉は鋸歯ではない。
草丈は20~50cm |
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マルバマンネングサ(丸葉万年草) ベンケイソウ科キリンソウ属 多肉植物 2009/7/10
岩の割れ目や岩場の湿地に生えていました。
葉は肉厚で水分をよく含んでいるようです。黄色の小さな花で花弁が細長く尖っている。
仲間にコモチマンネングサ(子持ち万年草)、ツルマンネングサ(蔓万年草)、ダイトゴメ(大唐米)、
メキシコマンネングサ(メキシコ万年草)などがある。 |
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ツルマンネングサ (蔓万年草) ベンケイソウ科マンネングサ属
三次市吉舎町三玉 馬洗川の河原 2014/5/25
花は黄色 花弁は5枚 花径約14mm 花弁は披針形。雄蕊10本で葯は黒色。
蕾は苞に抱かれている。茎は紅色で地を這って繁茂する。葉の付いた茎は立ち上がり、
その先端に花序をつける。 茎は約58mm立ち上がっている。
葉は卵形~倒披針形で肉厚で全縁、長さ約14mm 幅6mmで3枚の葉が茎に輪生してついている。 |
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オイランソウ(花魁草) ハナシノブ科フロックス属 別名:草夾竹桃、フロックス
新見市法曽 2009/7/10
花は紅色、花冠は5裂、花径約3cmで多数の花を茎頂に円錐花序を形成する。雌蕊、雄蕊共に短い 。
葉は狭卵形で対生してつく。草丈は0.5~1m。
花の香りが花魁の白い粉の香りに似ているからついた名前。 |
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2008/8/19 苫田郡鏡野町羽出 |
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モ ミ(樅) マツ科モミ属 別名モミソ 高梁市備中町平川 2009/7/10
若木の葉は先が2裂し尖っている。老木の葉は尖りが無く丸い。枝が水平に伸びている。
樅の寿命は200年くらいと云われている。 |
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名前調査中 高梁市備中町平川 2009/7/10
対生した葉腋に左右対生して花序を出し20数段にわたって花穂を形成している。
筒状花{(花冠)の先が4裂した淡紫色の花はフサフジウツギに似ているが、花序のつき方や葉がやや鋸歯である点などに違いがあるので園芸品種であろうか。 茎は四角形で、草丈も2m近くありそうだ。
時々畑の畔などに咲いているのを見かけます。 |
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セ リ(芹) セリ科セリ属 別名 シロネクサ(白根草) 総社市宿 2011/7/11
春の七草の一つである。
休耕田や田んぼの水路、谷川の傍など湿地に競り合って群生している所も見かける。
花は白色で、5枚の花弁の先端が内側に曲がり込んで、2mm前後の大きさで散形花序を形成している。
長い雄蕊が5本、雌蕊は花柱が2本。 葉はやや鋸歯、2回羽状複葉。 草丈が、20~50cm。
セリ特有の芳香があり、おひたしや和え物などにして食べることができます。
同様な場所にドクゼリも生えていることもあるので注意を、ドクゼリは、タケノコ状の
太い地下茎があります。 |
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2017/10/4 真庭市神庭
旭川の支川、星山(1030m)を源流とした神庭川の水域に神庭の滝(落差:110m)西日本最大級あり、
その下流域に咲いていた。 |
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スベリヒユ(滑りひゆ) スベリヒユ科スベリヒユ属 2008/7/12
花は黄色、花径約8mm。柱頭は5裂し葉は肉厚でヘラ形で葉身長さ約2cm。
根っこから引き抜いても、繁殖旺盛だ。 |
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ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸) ナス科ナス属 蔓性 福山市内海町 2009/7/14
花は雌蕊が突き出て雄蕊が5本、花弁は葉柄を覆うように反り返っている。
葉の形が茄子の葉に似ている。花柄や葉縁、主脈、蔓が軟毛に覆われている。
赤い果実(有毒)をヒヨドリが好んで食べるようです。
ヒヨドリが群がって好んで食べる処から付いた名前のようです。 |
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オカヒジキ(陸鹿尾菜) アカザ科オカヒジキ属 別名 :ミルナ(水松菜)
福山市内海町横島 2011/7/14
葉が円柱形で、海藻のヒジキに似ているところから付いた名前。 草丈は20~30cmくらい
花は淡黄色で2~3mmの大きさで、花弁は見えず、微小の5本の雄蕊だけが見え、
葉腋と2つの小苞の間に咲いている。しっかりと葯に花粉が付いている。
葉は円柱形で、先端に棘がある。茎の根元部分が赤色筋線がある。
ビタミン、カリウム、カルシウムなどが含まれているという。
若芽を2分くらい塩茹でして、おひたしなどにして食べられる。
オカヒジキの柔らかい部分を塩茹でしてポン酢を掛けて食べてみますとシャキシャキした食感で、
なかなかいけますよ。個々人のアイディアで料理に活用できるようです。
緑黄色野菜の一つで栽培もされていようです。浅口市寄島の砂浜にも生えていた。 |
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2011/5/3
左の写真は浅口市寄島の砂浜に生育していたオカヒジキである。
波打ち際から1.5~3mくらいの砂浜に、波打ち際と並行に点々と生育していた。 |
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ツボクサ(壺草) セリ科ツボクサ属 蔓性 浅口市寄島 2011/7/14
花は紫色、花弁が5枚 果実は扁平で2個に分果している。
葉の直径は10cm前後あり葉柄は20cmくらいある。
茎は地を這い繁茂している。 茎の節から根を出し、花を付け、葉を出している。
花は葉に隠れて表面から見えない。
1ヶ所の節部分に花を3~4個付け、1~6本の葉柄を伸ばし葉を付けている。 葉は円形で鋸歯
海岸傍の林縁日陰に生育していた。 生薬名 セキセツソウ(積雪草) |
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ヒメイワダレソウ(姫岩垂草) クマツヅラ科イワダレソウ属
久米郡美咲町吉ケ原 2010/7/15
花は白色、花径約10mm。小さな唇形花が寄り集まって花序を形成し、唇形花の上唇は小さく、
下唇は大きく基部に黄色斑点あり。葉腋から花柄が3~4cm伸びて1つの花序をつけている。
草丈は10~15cmくらいである。走出枝で地を這って繁茂している。
葉はヘラ形~楕円形で少し肉厚で側脈は目立たず、葉の半分から先端が小さく鋸歯である。 |
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クマツヅラ(熊葛) クマツヅラ科クマツヅラ属 別名: バベンソウ(馬鞭草)
岡山県英田郡西粟倉村影石 2011/7/19
花は淡紅紫色で花冠の先端が5裂している。穂状花序の下から順次2つずつの花を開花させている。
葉は対生してつく。 |
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ナツフジ(夏藤) マメ科ナツフジ属 別名:ドヨウフジ(土用藤) 蔓性植物
津山市下田邑 2012/7/19
花は淡緑色で旗弁の中心部がグリーン色をしている。 花は蝶形花で大きさ16mm前後
葉腋から花柄が伸びて花穂の長さは20cm前後 花穂の元部は刺様のものあり。
藤の花に似ているが小ぶりである。
旗弁や翼弁開き、尚、竜骨弁を開くとの雌蕊1本 雄蕊10本 蔓の太さは4mm前後
葉は奇数羽状複葉で小葉の葉身が20mm前後 夏季の土用の頃に花が咲いている。
2012/7/19土用の入り 2012年「土用の丑の日」は7月27日金曜日だ。 |
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竜骨弁を開くと左手が雌蕊1本で柱頭が2裂 |
雄蕊が10本 葯が黄褐色で花糸が合着している。 |
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葉の表面 |
葉の裏面 |
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ク リ(栗) ブナ科クリ属 倉敷市有城 2008/7/22
日本の在来栗は小さい笹栗と中位の土用栗、 大きい丹波栗の3種がある |
雄花だけの雄花序は雌のつく花序よりより先に咲き出す。
雄花序は穂状で長さ約15cm、直径約15mmである。 |
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今年枝の先端部に雌花がつく花序がある。 |
雄花
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総苞に3個の雌花が包まれている。 |
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葉は長楕円形で葉身長さ6~14cm、幅16~32mmあり鋸歯で互生してつく。 |
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苫田郡鏡野町久田下原 2008/9/11
栗には、粒の大きな丹波栗、小さな芝栗とか山栗とか呼んでいるものがある。 |
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オオハンゴンソウ(大反魂草) キク科オオハンゴンソウ属 北アメリカ原産
井原市美星町宇戸谷 2008/7/23
オオハンゴンソウは「外来生物法」により,特定外来生物に指定されています。
栽培,販売,譲渡などは原則禁止 |
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2010年7月23日
東京大学理学系研究科付属植物園(小石川植物園、東京都文京区)で世界最大の花と言われる
スマトラオオコンニャク サトイモ科
別名:ショクダイオオコンニャク、オバケオオコンニャクの花が咲いたという。
7年に一度2日間しか咲かないらしい。 草丈は1m30cm~1m50cmある。
入園者を1万人に制限した。
ショクダイオオコンニャク(燭台大蒟蒻)、オバケオオコンニャク(お化け大蒟蒻) |
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