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自己流 手作りホーム

山野草など32

ゆったりと、のんびりと自然を散策、山野草や樹木の美しく可憐な花を求めて人は、常に希望を持ち 実りを求めて あせらず 目先の欲にとらわれず与えられた自然の流れに任せられたら、どんなに素晴らしいことだろう。

      このページ内にある花や樹木名
>アオカラムシ>アカソ>アキノタムラソウ>イワヨモギ>ウツボグサ
>
オオガハス
>カラムシ>カ ヤ>クララ
>セイヨウウツボグサ
>チャノキ
>ハイビャクシン>ハナハマセンブリ>ホトトギス
>モッコク
>ヤマクルマバナ>ヤマジノホトトギス>ヤマブキショウマ>ヨモギ
19種
セイヨウウツボグサ(西洋靫草) シソ科ウツボグサ属  三次市吉舎町敷地 2010/6/11
花は紅紫色、花穂はウツボグサより短い。葉は卵形~披針形で上部の葉には葉柄は無く、
四角形の茎を抱くように対生してつき、下部の葉には葉柄がある。


2014/5/25に撮影



三次市甲奴町小童 2008/6/30


三次市吉舎町敷地 2010/6/11
下唇は3裂し、ギザギザが無く丸みかがっている。雌しべが2裂し花冠より突き出ている。






苫田郡鏡野町上齋原 2008/7/8
花穂(かすい)が長く、花は唇形花で紫色。  花穂の形が矢を入れる靫に似ている事からついた名前。
岡山県苫田郡鏡野町上齋原と鳥取県東伯郡三朝町との県境 の人形峠にある
人形峠科学の森プラザ(人形峠展示館、アトムサイエンス館、スペースガードセンター)に行く時に
道路わきに咲いていました。 




ウツボグサ(靫草) シソ科ウツボグサ属 別名カコソウ(夏枯草)
三次市吉舎町敷地 2010/6/11
花は紫色で唇形花を密につけ、長さ3~8cmの花穂を茎頂に形成している。
雌しべは1本、雄しべは4本、下唇は3裂し、僅かなギザギザ(鋸歯)がある。上唇に毛が生えている。
葉は卵状長楕円形で対生して付き、中間あたりの対生してつく葉腋に托葉がある。
葉裏の脈に毛が生えている。茎は四角形で微毛あり。 草丈20~30cm。






アキノタムラソウ(秋田村草) シソ科アキギリ属  岡山市北区畑鮎 2010/7/1
アキノタムラソウと名がついているが、秋ではなく6月頃から咲いている。
似た花にナツノタムラソウがあるが花冠は濃紫色。




花は唇形花で淡青紫色 四角い茎の片方だけに3~6個ついて咲いている。
雌しべの柱頭が2裂して突き出ている。茎は中空。葉腋から分枝を出す。






ヤマクルマバナ(山車花) シソ科トウバナ属     岡山市北区畑鮎 2010/7/1
花冠は白色で先端が紅色の斑点がある。 咢筒や咢筒の裂片した先端は荒い毛がある。
四角い茎も毛に覆われている。 草丈は20~60cm
トウバナに似ているが、花はひとまわり大きく、葉は長卵形、鋸歯である。




ハナハマセンブリ(花浜千振) リンドウ科シマセンブリ属   姫路市打越  2013/7/1
花は紅紫色で花冠は5裂している。 花筒の内側が白色。 
花径は10mm前後 雄蕊5本 雌蕊1本、柱頭が2裂している。
葉腋から花柄を伸ばし、茎頂に複散房花序を形成  
葉は茎を抱くように対生してつく。 葉は下部は卵形から上部にかけて狭披針形。
草丈23cm前後、茎は四角形。
同じ仲間にベニバナセンブリがあり花の形が良く似ているが、茎下部の葉に違いがあり
ロゼット(根生葉)となっている。

       雌蕊の2裂した柱頭、雄蕊の葯は黄色。雄蕊の花糸はくねくねと曲がっている。


オオガハス(大賀蓮) ハス科ハス属     浅口市鴨方町六条院東 2010/7/6
1951年(昭和26年)岡山市出身の植物学者 大賀一郎博士(1883~1965年)が千葉県で、
弥生時代(2300年くらい前)とみられる泥炭層から種子を発見し発芽に成功し大賀ハスと命名された。
他種に比べピンク色が薄く、花の開きが大きいのが特徴である。
別名 蓮華、芙蓉、水芙蓉、不語仙、池見草、水の花 根の部分を蓮根、ハスと呼ばれている。
花托の形状が蜂の巣に似ていることから古名「はちす」とも呼ばれていた。
花托とは花柄の先端で、花弁・雄蕊・雌蕊・萼などがつく部分、花床とも呼ぶ
葉の中心部葉脈が集まっているところが孔雀が羽を広げているように見えます。
2010/7/3 雨が降っていた。阿藤伯海記念公園にて

2010/7/10 晴れていた。かもがた町屋公園にて 2010/7/3 雨が降っていた。阿藤伯海記念公園にて 花托とは花柄の先端で、花弁・雄蕊・雌蕊・萼などがつく部分、花床とも呼ぶ。

2010/7/10 晴れていた。かもがた町屋公園にて
名前調査中 世羅郡世羅町大字小谷 芦田湖畔 2008/7/7
蔓性。果実は楕円形。葉は卵形。


イワヨモギ(岩蓬)  キク科ヨモギ属    世羅郡世羅町大字小谷 芦田湖畔 2008/7/7
草丈は1m近くある。 花の雰囲気がヨモギに似ている。 葉は2回羽状複葉である。


ヨモギ(蓬) キク科ヨモギ属 世羅郡世羅町大字小谷 芦田湖畔 2008/7/7
新芽は、よもぎ餅、草餅、味噌汁などに使われ お灸をすえるモグサとしても使われます。
2013/2/14
白い微毛に覆われたヨモギの新芽が陽光に映えていた。
虫こぶ(虫瘤)   2008/7/24 美咲町小山
ヨモギの茎部分にヨモギワタタマバエによって形成され、表面は長い白い綿毛ようで
覆われ直径約20mmの球形である。
苫田郡鏡野町塚谷 2008/9/11 
ヨモギの花が咲いていた。
苫田郡鏡野町塚谷 2008/9/11 ヨモギの花が咲いていた。

ハイビャクシン(這柏槇) ヒノキ科ネズミサシ属 別名:ソナレ、イワダレネズ
世羅郡世羅町大字小谷 芦田湖畔 八田原ダム 2008/7/7
壱岐・対馬の島々を中心に生育しているようです。
桧の葉に似ているが、地を這うように生育しており、公園などに植栽されているのを見かける。
カ ヤ(榧) イチイ科カヤ属 雌雄異株 新見市法曽 済渡寺 2009/7/7
この木は雌株で緑色の仮種皮に包まれた卵形(楕円形)の種子を実らせる。 
落ちた種子を拾って、炒って食べられる。葉は線形で葉身長さ約3cm、幅約3mmあり、
先端が鋭い棘のようである。材は最高級な碁盤や将棋盤として使用される。   
済渡寺 弘法大師御念珠実生 榧の木は根周り6m 目通り4.6m 高さ16m 推定樹齢450年
弘法大師御念珠実生=弘法大師の数珠玉から生え育ったという伝説がある。


モッコク(木斛) ツバキ科モッコク属 別名:アカミノキ  新見市法曽 済渡寺 2009/7/7
花は蕾だった。済渡寺のモッコクは推定樹齢350年と云われている。
葉は披針形~倒披針形で葉身長さ約7cmあり、互生してつき輪生している。
葉は艶があり、肉厚で、全縁で主脈だけが見え側脈は見えず、葉柄は赤みを帯びていた。

 
2010/11/23
2013/10/3    井原市美星町西水砂
モッコクの果実は蒴果で球形、直径約15mm。
2013/10/29    井原市美星町西水砂
果実の外皮は肉厚で不規則に裂開し、花柱と繋がっていた白色の紐状の栄養管(臍の緒?)が
付いた朱色の種子が覗き見える。


2010/11/23 葉は真っ赤に紅葉
外皮が脱落し、咢と種子が残っている。
種子が成長し、子孫を残す準備が整うと、葉柄腋に来季に向けて冬芽(新芽)が芽吹いている。
クララ(眩草、苦参) マメ科クララ属 別名マトリグサ、クサエンジュ  新見市法曽 2009/7/7
淡黄色の花が茎の先に穂状花序を形成している。 草丈は、1.5m前後ある。
葉は、奇数羽状複葉。オオルリシジミの幼虫が蕾を食草としている。
チャノキ(茶ノ木、茶樹) ツバキ科ツバキ属 中国原産    新見市法曽  2009/7/7
花は白色 花茎3cm前後 花弁は5枚 雌蕊は1本 雄蕊は多数あり、葯が黄色。花期は10~11月
葉は楕円形で細かく鋸歯、葉身7cm前後。 果実はツバキ科らしく蒴果で大きさ23mm前後、
蒴果が3裂すると中に果径約20mmの果実が1~2個入っている。
八十八夜の茶摘み、茶の湯、茶摘みには絣のモンペ姿は日本的風情があって素晴らしい。
茶会などでは和服姿とマッチするね。   カテキンという成分が含まれていると云われている。
2013/11/28 茶の花が開花していた。 真庭市


2014/9/7  チャノキの果実  何かしら堅そうな感じだね
2014/1/24  福山市丸之内  
蒴果は裂開して果実は落下しており、蒴果は乾燥して硬くなっていた。


ヤマブキショウマ(山吹升麻) バラ科ヤマブキショウマ属  雌雄異株 
苫田郡鏡野町上齋原 2008/7/10
葉がヤマブキに似ていることから付いた名前。  花は白色で穂状花序 雄蕊が20本前後ある。
葉は2回3出複葉で主脈、側脈共にはっきりしており、鋸歯で葉の先端が細長く伸びている。
岡山県苫田郡鏡野町上齋原と鳥取県東伯郡三朝町との県境 人形峠に
人形峠科学の森プラザ(人形峠展示館、アトムサイエンス館、スペースガードセンター)に行く時に
法面に咲いていました。 
2011/6/23 真庭市蒜山徳山 つぼみ

2回3出複葉 葉の裏面
アカソ(赤麻) イラクサ科カラムシ属 苫田郡鏡野町上齋原 2008/7/10
茎や葉柄が赤い色をしている。葉が凸凹しており、カブトガニの甲羅に似ているように見えます。
アカソの葉を落とした茎を乾燥させて15~20本くらいまとめて、根元の方から、
木槌や石で叩きながら砕いていきます。茎の表皮の部分を砕いて剥がしていくのです。
石で叩いても繊維はちぎれず、ねじりながら丸めて、ふっくらとさせながら、叩くと繊維ができる。
適当に繊維を二本縒りの紐に縒ってみるのも面白いかもなぁー。
カラムシ(茎蒸・苧麻) イラクサ科カラムシ属 雌雄同株  苫田郡鏡野町河内 2012/9/26
花は緑色 コンペイトウのようだ。 花径は2mm前後 草丈1.5m前後
葉は鋸歯で裏面が白く細い微毛が、びっしりと絡み合って白っぽい。  
葉の裏が白っぽくなく緑色のものが、アオカラムシ(青茎蒸)
ガの種類であるフクラスズメの幼虫が好んで食用にし、一夜にしてカラムシ群生地の葉を
食べつくしていく。
夏場に刈り取って皮を剥がし処理して、麻と同様に繊維(苧麻:まお)を作ることができる。
雌花 雌花

アオカラムシ(青茎蒸) イラクサ科カラムシ属 雌雄同株    
福山市熊野町  熊野ダム付近  2012/10/4
全体的にカラムシと変化はなく、葉の裏面微毛の数が少なく緑色である。




ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草) ユリ科ホトトギス属 苫田郡鏡野町上齋原 2008/7/10
斑点がホトトギスの胸の羽根の斑に似ているからホトトギスの名前がついた。
花被片6枚は平開している。花糸に紅紫色の斑点が無い。
ヤマホトトギスは花被片が垂れ下がり、花糸に斑点がある。




真庭郡新庄村大原 2009/9/16
下草を刈り取られた林縁に一輪だけ咲かせていた。
ホトトギス(杜鵑草) ユリ科ホトトギス属 別名:キバナホトトギス(黄花杜鵑草) 
赤磐市西軽部 アグリ 2009/10/12 
花被片は上向きで内側の基底部に黄色の斑点と全体に紅紫色の斑点が多数ある。 
この花の紫色の斑点を鳥のホトトギスの胸羽のの班を見立てつけられて名前。


和気郡和気町田賀 2009/10/12


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