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自己流 手作りホーム

山野草など21

ゆったりと、のんびりと自然を散策、山野草や樹木の美しく可憐な花を求めて人は、常に希望を持ち 実りを求めて あせらず 目先の欲にとらわれず与えられた自然の流れに任せられたら、どんなに素晴らしいことだろう。

 このページ内にある花や樹木名
>オオハナウド
>キササゲ
>シシウド>シラネセンキュウ>スイカズラ
>チガヤ 
>ノダケ
>ハナウド>ブラシノキ
>マタタビ >ミヤコグサ 
>ヤブレガサ
>リョウブ >ロニセラ・ヘクロッティ  
15種
オオハナウド(大花独活) セリ科ハナウド属 津山市油木北 2008/5/23
休乢トンネル辺りに、草丈1メートル以上もあるオオハナウドが咲いていました。
ハナウドよりも葉の色も濃くて、ごついなといった感じがする。
毎年、他に群生せず、この個体1株のみだ。
小さな白い花がたくさん集合して大輪の花を形成して複散形花序となっています。
花は白色 花弁は5枚だが2枚は2深裂してカニの親爪のようだ。








2015/5/6 
花は未だ蕾であった。 葉は葉身長さ64~72cm、幅24~37cmあり、3~5裂し鋸歯で葉縁に
棘のように尖っている。葉面は網目状だ。葉柄の基部は茎を抱くように膨らんでいるのは、
蕾や若葉を包み込んでおり総苞の役目を果たしているものと思われる。
この時期の草丈は約75cmあった。茎は中空で茎径約12mm。






2015/5/11 花序が開いていた。
ハナウド(花独活) セリ科ハナウド属 別名:ウドナ、うど菜     津山市上横野 2009/12/9
花は白紅色、花弁5枚で浅く2裂したものと深く2裂したものとがある。
雌しべ2本、雄しべ5本茎は白い毛がある。
葉は単羽状複葉(1回羽状複葉)。ハナウドはオオハナウドより、全体的にやや細身で柔らかい感じがし、
葉の裂け方にも少し違いがある。花期:通常は5~6月頃。
葉柄の基部は茎を抱くように膨らんでいるのは、蕾や若葉を包み込んでおり総苞の役目を
果たしているものと思われる。茎は中空である。
ウドに似た香りがあり、春さき若葉のころに、白和え、ごま味噌和え、酢味噌和えなどして
食べられるが、独特の香りと味がある。ウド菜は、どちらかと云えば、表に出た緑色した若葉より、
刈り草などの下(陰)で育った白っぽい色をしたもののほうが美味しいです。
2018/3/17  久米郡美咲町 
この頃の若葉は、ハナウド独特の香りがあり、ホウレンソウなどと和えて、春を美味しく頂こう。
2009/12/9  津山市上横野




2015/5/6~11  久米郡美咲町
この時期の草丈は約83cmあった。
開花したばかりの雄しべの葯は黒褐色で、受粉の役目を果たすと直ぐに脱落するように思われる。
茎や葉柄に赤褐色の斑紋がある個体もある。














シラネセンキュウ(白根川弓) セリ科シシウド属 別名:スズカゼリ(鈴鹿芹) 
真庭郡新庄村野土路 2008/9/16
日光の白根山で発見され、鈴鹿山脈でよく見かけられるとの事。日陰に生育する多年草
花は白色、花弁5枚、花柱2本、雄しべ5本。草丈が80~150cmになる。葉は3~4回3出羽状複葉。
漢方薬草のセンキュウ(川弓)に似ていることに由来した名前。
センキュウの草丈は30~60cmとの事。


ノダケ(野竹) セリ科シシウド属 府中市上下町矢多田 2009/10/1
谷川のせせらぎ傍らの湿地に生えていた。草丈1.5m前後ある。
暗紫色の花をつけ、花柱2本。葉は3出羽状複葉で鋸歯。
葉の付け根の莢がタケノコの皮のように見える事に名前の由来。
シシウド(猪独活) セリ科シシウド属    真庭市別所 2013/11/28
花は白色 花茎の先端に花柄が放射状に広がり複散形花序を成している。
花は線香花火のように見えるね。
葉は2~3回出羽状複葉 小葉は楕円形で葉身10cm前後で鋸歯 茎は赤褐色で草丈は1~2m
果実は若いころは赤褐色で広楕円形で小判のようだ。 
茎は中空で白色の微毛に覆われている。






シシウドの果実が熟していた。  津山市加茂町行重  2009/12/12
ミヤコグサ(都草) マメ科ミヤコグサ属 別名:エボシグサ(烏帽子草) 
久米郡美咲町大垪和西 2008/5/23
黄色の烏帽子に似た花である。 鏡野町羽出西谷などにもたくさん咲いていました。
1本の花柄に、蝶形花の黄色い花を2~3個つけ、花茎約15mm。萼や花柄に長い毛の無い個体。
翼弁が左右に開いて、合着した竜骨弁を被ったままの豆果(莢果)が覗く。葉は3出複葉で小葉は倒卵形。
茎は地を這って放射状に広がっていた。
大垪和西には、農林水産省によって日本の棚田百選に選定されている「大垪和西の棚田」があります。




2009/5/20
萼や花柄に長い毛のある個体。




2009/5/20 井原市野上町 莢の果実
苫田郡鏡野町羽出 2008/6/11
花は、伸びた枝先端の花茎に黄色の蝶形花を2~4個を付け咲いている。 草丈は20cm前後ある。
萼や花柄に長い毛がある個体。




ヤギがむしゃむしゃと草を食べており、
のどかな雰囲気を味あわせて戴きました。
リョウブ(令法) リョウブ科リョウブ属 別名:ハタツモリ 
久米郡美咲町 旭毘沙門 2008/5/23
樹皮がサルスベリに近い感じがします。表面の樹皮が硬化すると剥がれるのかなぁー。
11/28 リョウブの葉が紅葉していた。
世羅郡世羅町大字小谷 芦田湖畔にて写す 2008/7/7

2008/11/28 福山市木之庄町 2008/7/24 久米郡美咲町両山寺 2008/7/24 久米郡美咲町両山寺
ヤブレガサ(破れ傘) キク科ヤブレガサ属 
別名:若葉の頃クサナ、キツネノカラカサ、カラカサグサ、ウサギノカサ 
真庭市蒜山上徳山 2009/5/23
4月ごろに地下から出た新芽の頃にすぼめた傘のように見えることから付いた名前。
根生葉(若葉)は成長すると大きさ40cm前後で深く裂けて垂れ下がり傘のようですね。
花序を付ける花茎は細いが堅そうだ。花茎に付く葉は根生葉を分け合いながら付いているようで
上部にいくにつれ葉の数が減っている。    
地下から覗いた柔らかい若葉は、てんぷらや塩茹でして和え物やおひたしで食べられるようです。
2012/5/7  苫田郡  友人宅にて



2011/6/23 ヤブレガサのつぼみ
2011/6/23 友人宅の庭にあるヤブレガサのつぼみ 2011/6/23 蒜山徳山 花は、つぼみだった。 2011/6/23 友人宅の庭にあるヤブレガサのつぼみ
2009/5/23  真庭市蒜山上徳山にて
2011/6/23 蒜山徳山 花は、つぼみだった。 2009/5/23
キササゲ(木ささげ) ノウゼンカズラ科キササゲ属 別名:アズサ(梓) 中国原産 中国名:梓樹
真庭郡新庄村田浪 2009/5/23
キササゲの果実(莢果の長さ約30㎝)がマメ科のササゲ(大角豆)に似ている事が名前の由来。
花は淡黄色に赤紫色の斑紋があり6~7月ごろ咲く。花冠は5裂して縁がぎざぎさになっている。
柱頭が2裂した雌蕊1本 雄蕊は2本 咢は2裂して、漏斗型の花冠が落ちた後は
雌蕊が残り果実ができる。果実の成長は早く20~30㎝の長さに伸びる。
莢が2つに割れて種子は飛散する。
葉柄は長く、葉はハート形で直径20㎝は超えるくらいの大きさである。葉縁の3ヵ所が尖っている。
花柄も葉柄も2対生してついているか、3輪生してついている。
幼木は樹皮茶灰褐色で皮目あり、古木は樹皮が灰褐色で縦にひび割れし荒々しい感じを受ける。
秋頃、青い果実は天日乾燥して生薬名梓実(しじつ)といい利尿などの薬効があると言われている。


2009/6/22










2008/7/25
出版することを上梓と言われるのは、この材が版木に使われたからだと云われています。
高梁市玉川町 2008/7/25 30㎝くらい伸びた果実 高梁市玉川町 2008/7/25 30㎝くらい伸びた果実
チガヤ(血茅、千茅) イネ科チガヤ属 別名:ツバナ(茅花) 岡山市北区高塚 2010/5/24
花穂の長さ10~20cmあり、白色の光沢のある綿毛が密生して、やがて白い綿帽子となって
風に乗り種子を飛散する。雌しべの柱頭は淡紫色、雄しべの葯が目立っている。草丈は30~80cm。
葉は広線形で葉身長さ20~40cm。
花穂が葉鞘に包まれている頃に、葉鞘を剥ぎ花穂を取り出して食べた事もある。 
ガムまでの粘りはないがモチモチとして少し甘みがあった。


2010/6/16
2010/6/16 真っ白なフワフワの綿毛だねぇー。 2010/6/16 真っ白なフワフワの綿毛だねぇー。

2010/6/16 真っ白なフワフワの綿毛だねぇー。
ブラシノキ (ブラシの木) フトモモ科ブラシノキ属 常緑低木 オーストラリア原産
別名:カリステモン、キンポウジュ(金宝樹)、マキバブラシノキ
開花期 5~6月 秋9~10月  福山市木之庄町  2011/5/24
細い枝先に長く紅色の雄蕊が突き出て花序を形成して、瓶を洗うブラシ似ているから付いた名前。
誠に瓶洗いのブラシにそっくりだね。 樹高は1.5~5m、樹皮は縦にひび割れている。
葉は表、裏似ておりユーカリの葉の形に似て披針形である。 枝先の葉は白い微毛に覆われている。
咢と言っていいのか花弁と言っていいのか、そのものに包まれた雄蕊は渦巻き状に整頓して
蕾となっている。
カリステモンCallistemon(ギリシャ語で美しい雄蕊) 
雄蕊の葯が金色に見えることから金宝樹との別名がある。 
2011/6/5 ホームセンターで苗木を買った時についていた札に以下の事が書かれていた。
 鉢栽培のポイント
この花が美しく目立つ部分は多数群がってブラシのように見える赤色の雄蕊が特徴です。
日当たり、排水のよい土地を好み、耐暑性・耐寒性共に強いです。水切れには注意します。
【用 土】土質はあまり選ばないが水はけのよい土 【肥 料】緩効性化成肥料
2011/6/5 金宝樹(キンポウジュ)

蕾の雄蕊が渦巻き状だ。
マタタビ(木天蓼) マタタビ科マタタビ属 高梁市玉川町 2008/5/25
ツル性で、まばらであるが葉が白くなる。
マタタビの果実を食べると元気が出て、また旅ができると言うことから付いた名前との事。
マタタビアブラムシが寄生して凸凹の虫えい果になったものを道の駅など産地直売所で
見かけたことがあります。
虫えい果を乾燥したものを生薬名木天蓼(もくてんりょう)といい利尿など薬効ありという。
猫にマタタビ、寝るの?果実を猫が好むらしい。
訪花昆虫とは、密や花粉を求めてやってくる昆虫の事でマルハナバチなど見かける。
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葉の裏面の主脈、側脈に刺状毛がある。
スイカズラ(吸葛) スイカズラ科スイカズラ属 蔓性 別名:キンギンカ、ニンドウ 
井原市美星町 2008/5/25
花が白色から黄色に色が変化するので別名キンギンカ(金銀花)とも呼ばれている。
ロニセラ・ヘクロッティ() スイカズラ科スイカズラ属 蔓性   2011/5/25
別名:ハニーサックル、ニオイニンドウ(匂忍冬)、ロニセラ、ニンドウ
花は鮮やかな紅色で美しく、唇形花で上唇は先端が4裂している。
雄蕊が5~6本あり、葯が開花当初は赤色だが時間がたつと黄色っぽく変色し花粉となって飛散し
雌蕊1本の柱頭に受粉するのかな。
開花当初は花の内側は白色をしているが時間がたつと黄色に変化している。甘い香りがする。  
花序の下の葉は基部が合着して2段目も合着しいる枝もあれば葉が対生している枝もある。
葉の裏面は白っぽい。 仲間にツキヌキニドウ(突抜忍冬)があり、合着した葉から
花柄が突き出たように見える。   ツキヌキニンドウの花は筒状花で先端が5列している。




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