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自己流 手作りホーム

山野草など11

ゆったりと、のんびりと自然を散策、山野草や樹木の美しく可憐な花を求めて人は、常に希望を持ち 実りを求めて あせらず 目先の欲にとらわれず与えられた自然の流れに任せられたら、どんなに素晴らしいことだろう。

 このページ内にある花や樹木名
>イカリソウ>ウリハダカエデ>オオデマリ>オオバクロモジ
>カスマグサ>カナクギノキ>カラスノエンドウ>キクザキイチゲ>クサフジ
>
ゴウダソウ>コガクウツギ>コナラ
>スズメノエンドウ
>ナツトウダイ
>バイカイカリソウ>ハルザキヤマガラシ
>ミヤマハンノキ>ミヤマヨメナ>マメ科
>ヤマハンノキ>ヤマルリソウ
4/29~    19
イカリソウ(錨草、碇草) メギ科イカリソウ属 真庭市蒜山下和 2008/4/30
花の形が船の錨(碇)に似ているからついた名前。花は紅紫色で花径約3.5cm。距を突き出している。
葉は卵形で葉身長さ約8cm。
杉林の中に流れるせせらぎの音に、うっとりと時のたつのも忘れイカリソウを眺めていた。
2008/5/14 苫田郡鏡野町上齋原 

2008/5/14 苫田郡鏡野町上齋原 
真庭郡新庄村田浪 2009/5/23
 菜種のような果実(袋果)ができていた。 葉柄から出ている1枚の葉の先端の形が変わっている。
葉縁には刺状毛が多数取り巻いている。






バイカイカリソウ(梅花錨草) メギ科イカリソウ属 
広島県世羅郡世羅町宇津戸 2008/5/19
花が梅に似ていると言われているが小さな花です。
花は白色 花径約12mm 花弁4枚、萼片4枚 雌蕊1本が突き出し、雄蕊4本で葯が2裂し、
下向きに花を咲かせる。
葉は2出複葉で、小葉は卵形で基部はハート形 葉身5~11.5cm 幅50mm前後。
葉裏の葉脈には、白く細長い毛が生えている  草丈は25cm前後。
2010/5/7 世羅郡世羅町大字安田にて 丸いのが蕾です。

2010/5/7 世羅郡世羅町大字安田にて



雄蕊が子房を保護するように包み込んでいる。 バイカイカリソウの袋果 長さ約20mm
生育場所によってであろうか?葉が茶褐色のものや
 茶褐色に縁取りされたものがあった。
ヤマルリソウ(山瑠璃草) ムラサキ科ルリソウ属 真庭市蒜山下和 2008/4/30
花は、淡青紫色~淡紅紫色 花径10mm前後、花冠は5裂。
茎が柔らかいのか立ち上がらず横に這い広がっている。茎や葉には長めの白毛に覆われている。
根生葉はロゼットを形成、葉は倒披針形。 
花茎はあまり立ち上がらず枝分かれもせず草丈20cm前後。
花は小さいけれど可憐で優しく見えます。 
道脇の斜面に群生している所では瑠璃色が目立って見えます。
2009/4/12 神石高原町にて 2009/4/12 神石高原町にて

2009/4/12 神石高原町にて
津山市阿波 2008/5/13
キクザキイチゲ(菊咲一華) キンポウゲ科イチリンソウ属 
別名キクザキイチリンソウ、ルリイチゲ   真庭市蒜山下和 2008/4/30
道路わきの斜面に咲いていました。葉は細長い卵形で3出、葉縁が深く切れ込んでいる。
花は白色か淡紫色 花径30mm前後 草丈20cm前後。1本の茎に1個の花をつけているように
見えるが、花弁のように見えるのは花被片(萼片で花弁が無い)で、これらの個体は11~16枚。
雌蕊(柱頭)が35本前後あり、雄蕊は60数本前後。 
菊の花に似ていことからキクザキイチゲの名が付いている。
2008/5/9 岡山県立森林公園にて

2008/5/2 真庭市蒜山下和
ナツトウダイ(夏灯台、夏燈台) トウダイグサ科トウダイグサ属
真庭市蒜山下和 2008/4/30
茎頂に長楕円形の葉(葉身長さ約3~6cm)が5枚輪生した上に花柄5本を放射状に伸ばした先端に
杯状花序を形成している。花とは云え萼も花弁もなく、形をした総苞の間に
雌花1個で2裂した柱頭が3本、雄花4個で黄色の葯をつける。
茎は赤褐色で草丈約20~40cmで杯状花序が重たいためかおじぎをしている個体もある。
三日月形の腺体は、クワガタムシの角のようだね。果柄が伸びて種子と共に垂れる。
お皿に菜種油を入れ芯を灯明とした灯明台に形が似ているから付いた名前。
名前に夏とついているのに春咲きなのだ。








ゴウダソウ(合田草) アブラナ科ゴウダソウ属 別名 ルナリア、大判草、銀扇草、銀貨草
別名は、果実の形が団扇、又は大判に似ているので。 ヨーロッパ原産
苫田郡鏡野町富西谷 2008/4/30
明治34年(1901年)に東京美術学校の教授 合田清氏がフランス(パリ)から種子を持ち帰り、
広めたといわれ、名前の由来なっている。  
葉腋から枝を伸ばし先端に総状花序を形成して紅紫色の花を咲かせている。
花は紅紫色で花径約20mm、花弁4枚。 葉は心形~卵形で鋸歯、互生してつく。
茎は円柱で、白っぽく淡緑色。   


コガクウツギ(小額空木) ユキノシタ科アジサイ属  苫田郡鏡野町富西谷 2008/4/30
白い装飾花の咢が2~4枚で林縁などで目立って咲いている。
装飾花の中心の小さな花は両性花で結実しない。4~5枚の花弁を持った花は結実する。
仲間にコガクウツギより大きめのガクウツギ(額空木)がある。
真っ白なコガクウツギ 2008/5/23 美咲町小山で写す

2009/5/22 岡山市北区畑鮎 これが普通花で、小さくて目立たないなぁー。2009/5/22 岡山市北区畑鮎 2009/5/22 岡山市北区畑鮎
世羅郡世羅町宇津戸 2008/5/19
スズメノエンドウ(雀野豌豆) マメ科ソラマメ属 鏡野町富西谷 2008/4/30
花が小さいなぁー、花は淡紫色で蝶形花、花径約3mm、花柄に5個ぐらい花が付いている。
葉は羽状複葉で小葉が6~8対ついている。豆果には、種子が2つ入っている。
同じ仲間に似たものにカスマグサがある。
2009/4/26

2009/5/2 津山市上田邑 2010/5/24 岡山市北区高塚 果実が黒色になり実っていた。 2009/4/26
カスマグサ(かす間草) マメ科ソラマメ属 福山市西町 2009/4/26
カラスノエンドウの「か」とスズメノエンドウの「す」の中間あたりで、かす間草という
花柄に花は1~2個付いている。花は淡青紫色で花径約6mmの蝶形花
葉は羽状複葉で小葉は長楕円形で僅かに互生して8~12枚つき、葉の先端に巻きひげがあり
お互いに絡み合って、支えあっている。小葉の長さ約15mm。




カラスノエンドウ(烏野豌豆)マメ科ソラマメ属 別名ヤハズエンドウ(矢筈豌豆) 2008/4/26
子供の頃、さやを開き種を除き、片方をちぎって吹くと、ビーと音が出るので音色を競ったものです。
花は紅紫色で蝶形花 大きさ15mm前後。 葉は偶数羽状複葉で先端に巻きひげがある。
豆果の長さ4cm前後、種子は球形でφ約2.5mm、灰黒褐色。 
豆果の莢は片方から開き捻じれ割れて種子を飛散させ、子孫繁栄していく。
2008/5/25

2008/5/25
2014/6/1 豆果


クサフジ(草藤) マメ科ソラマメ属   津山市上田邑 2009/5/2
花は青紫色の蝶形花、上向きに総状花序を伸し咲いている。 
似たものにナヨクサフジやビロードクサフジもある。


名前調査中 イネ科?世羅郡世羅町小谷 2012/4/27
花は穂状花序(すいじょうかじょ)で赤い糸のようなものが数本伸びている。
先に花穂(かすい)が咲き、細長い葉は後から出てくるようで、この時期は枯れていた。


カナクギノキ(金釘の木) クスノキ科クロモジ属 別名:ナツコガ 雌雄異株
新見市大佐上刑部つづら畑 2016/5/1
計測した個体の葉の葉身長さ約6cm、幅約1cmで倒披針形、全縁、葉柄短く互生してつき
輪生しているようにも見える。樹皮は灰褐色で皮目あり、老木は樹皮が不規則に剥がれている。
樹高6~15m、計測した個体の直径約35cmであった。




オオデマリ(大手毬) スイカズラ科  コデマリ(バラ科)と同じ種類ではない。
井原市美星町 2008/5/2
あちらこちらの庭先でよく見かける。咲き始めは薄緑色から白い色になるようですね。
コナラ(小楢) ブナ科コナラ属  勝田郡奈義町高円 2007/5/2
ナラメリンゴタマバチによって作られたナラメリンゴフシ(楢芽林檎五倍子)(虫こぶ)との事です。
オオバクロモジ(大葉黒文字) クスノキ科クロモジ属 雌雄異株     
真庭市蒜山下和 2008/5/2
花は淡黄色で透明感あり、主幹となる枝から小枝が互生して分枝し、その先端に葉が互生し
輪生してついている下に花が輪生した花序を2組つけている。雄花の花径約8mm 花柄に微毛あり。
葉は長楕円形、葉身11.5mm前後 幅48mm前後 脈と葉縁に微毛あり。 
葉はクロモジより柔らかい質感。  
若木は枝など緑色をしているが大きくなると黒くなり黒い斑点が文字のように見立てたことから、
クロモジの名前がついたとの事。 材は和菓子などを食べるときの高級爪楊枝として使われている。
オオバクロモジの葉の長さは8-13㎝ クロモジの葉の長さは5-10㎝。  
クロモジというのは楊枝の別名でもある。小枝や葉はクロモジ茶としても販売されている。




雄花
名前調査中 真庭市蒜山下和 2008/5/2
ハルザキヤマガラシ(春咲山芥子) アブラナ科ヤマガラシ属 
別名 セイヨウヤマガラシ、フユガラシ  真庭市蒜山下和 2008/5/2
茎が六角形。葉腋から花枝を伸ばし、黄色の4枚の花弁に雌蕊1本、雄蕊が6本。
葉は艶のある濃緑色をしている。
草丈は70cm前後 上部の葉は荒い鋸歯で、下部の根生葉(ロゼット葉)は奇数羽状複葉をしている。
勝田郡奈義町の菩提寺に行く途中にも道路わきに群生しておりました。街路樹ならぬ街路花?
アスファルトと溝のコンクリートの隙間から生えている個体もあるので、かなり強そうです。
2012/4/30 根生葉(ロゼット葉)

名前調査中 アブラナ科   世羅郡世羅町小谷 2012/4/27   
幼い個体は、茎の下部やロゼット葉が赤紫色を帯びている。 
ロゼット葉より上の葉は茎を抱いている。
花は黄色、大きさは数ミリ。 花弁4枚、雌蕊1本、雄蕊6本。総状花序を形成している。
葉は下から上にいくほどに形が変化している。 
2012/4/24 幼い個体

2012/4/24 ロゼット葉の裏面


中間部の葉 下部の葉
ウリハダカエデ(瓜膚楓) カエデ科   真庭市蒜山下和 2008/5/2
津黒高原人工スキー場を過ぎた所で目にかかりました。個体によって紅葉したり黄葉したりする。
黄色からオレンジへと変化していく、紅葉の頃が楽しみですね(*^_^*)
若木の樹皮は暗緑色で縦に黒い縞があり、まくわ瓜の模様に見立てたのが名前の由来との事。
2008/5/12

2008/5/12 2008/11/4 鳥取理県東伯郡三朝町大谷にて写す。実際の紅葉は素晴らしいですよ。 2008/11/4 鳥取理県東伯郡三朝町大谷にて写す。若木の樹皮は瓜の肌のようですね。
2013/11/7  兵庫県神崎郡神河町川上
葉は紅葉し、翼果が育っていた。 
やがて、翼果は風に乗って飛ばされ生育地を目指していくのであろう。
来春の冬芽の準備も整っていた。




ミヤマハンノキ(深山榛の木) カバノキ科ハンノキ属  真庭市蒜山下和 2008/5/2  
葉が開くと同時に、雄花序が枝先から尾状に垂れ下がり、雄花序の少し上に松かさ状の
雌花序(果穂)が伸びている。
雌花序

雄花序
ヤマハンノキ(山榛の木) カバノキ科ハンノキ属 兵庫県神崎郡神河町川上 2013/11/7
葉腋から長く尾状に垂れ下がっているものが、赤褐色の雄花序で、
その上に短く垂れているものが赤褐色の雌花序である。
葉は広卵形で荒く鋸歯 間もなく葉は落葉する。 
この地域は高地で風が強いのか?葉の破損が激しいね。
冬芽も備わっていた。




鏡野町羽出西谷 若曽線 2008/5/2
 若曽線沿いの谷川(羽出西谷川の支流?)の瀬音とに耳をすませば、そっと頬をなでる森の風に、
 せせらぎと小鳥のさえずりが心地よく、時の過ぎゆくも忘れ佇む。
ミヤマヨメナ(深山嫁菜) キク科シオン属 別名ノシュンギク(野春菊) 
和気郡和気町保曽 2009/5/2
花は白色、花径37mm前後。稀に淡紅色の個体もあった。 
筒状花と舌状花が多数集まって頭状花序を形成。
筒状花(管状花)の雌蕊1本の柱頭は2裂している。 
雄蕊は5本が合着し管状になっている。 草丈12~22cm前後。
林縁の日陰に真っ白な花が群生していました。 根生葉はロゼットになる。
根生葉は卵形で翼付きの葉柄あり、葉の裏面の葉柄には微毛あり、茎葉は長楕円形、
長さ72mm前後、幅18mm前後。 葉は艶があり、荒い鋸歯。
葉は互生してつき、葉腋から花茎を伸ばし、茎頂に1個の頭状花序をつける。
茎はφ約2.5mm、微毛に覆われている。 
似た花にミヤコワスレがありますが、ミヤマヨメナの栽培品種だそうです。
ピンク色のミヤマヨメナ









ミヤマヨメナ(深山嫁菜) キク科ミヤマヨメナ属 
苫田郡鏡野町上齋原 岡山県立森林公園 2008/6/13
花は淡青色している。
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