気ままな自然フォトホーム
ゆったりと、のんびりと自然を散策、山野草や樹木の美しく可憐な花を求めて。人は、常に希望を持ち 実りを求めて あせらず 目先の欲にとらわれず与えられた自然の流れに任せられたら、どんなに素晴らしいことだろう。
ム ベ(郁子、野木瓜) アケビ科ムベ属 常緑蔓性 雌雄同株 雌雄異花 別名:トキワアケビ(常葉木通)、ウベ、フユビ、グベ 津山市加茂町下津川 2012/5/2 白い花弁のように見えるものは萼片で花弁が無い。 葉腋から総状花序2〜3本を伸ばしている。 雌花は長さ26mm前後で、雄花より一回り大きく、雌花の雌蕊は3〜4本。 雌花花序は、見つけにくかった。雌花は全体に白色で萼片内部の基部辺りに少し茶褐色。 雄花の長さは16mm前後、雄花は雄蕊の葯が固まって付き1本に見える。 雄花は萼片内側が茶褐色、赤紫色をしている。 雄花花序は、たくさん目につきます。 葉は肉厚のようで網目模様、新緑の若葉には、目を覚まさせてくれる光沢、美しさがある。 小葉は3〜7枚。幼木の時は、葉が3枚、成長すると5枚、果実がなる頃には7枚になるので、 七五三の縁起木とも云われる。果実(紅紫色)はアケビのように裂開せず皮が柔らかくなり、 晩秋10月中旬〜11月初旬頃に熟すと食べられる。 果皮は柔らかく手で割って食してみると、ほんのり甘く、アケビよりも優しい味かなぁーと思った。 朝廷に献上されたとも云われ、オオムベとも呼ばれる事もある。 |
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雄 花 | ||
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雌 花 果実になる子房が3個のものや4個のものがある。 |
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2013/6/18 果実ができていた。 この時期は果実がポロリと落ちていたものを計測するとφ8mm 長さ16mmの楕円形。 切ってみると、即座に果汁が滲み出て変色する。 |
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オニグルミの落ち葉の上で写す。 |
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2014/8/14 岡山市北区畑鮎 果実は秋10月〜11月頃に紅紫色に熟す。 この時期の果実は、φ約4cm 長さ5〜7cmの楕円形で堅い。 果皮の内側は乳白色の厚い層と茶褐色の薄い層に包まれて、その中に、この時期は乳白色の果肉であるが 熟すと半透明の粘りのあるゼリー状の果肉となり食べると甘く、種子も黒色になる。 茶褐色の薄い層も、この時期は堅い。 割ってみるとφ約4mm 長さ約7mmの楕円形の種子が多数入っている。 |
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2014/10/10 果実は紅紫色、φ約40mm 長さ約55mm。 この時期になると果皮は柔らかく手で割り開けることができます。 果肉は半透明の液果で食してみると、ほんのり甘い。 種子はφ約4.5mm 長さ8mmで黒く艶があり楕円形。種子を数えてみると、87個入っていた。 |
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果皮の内部の網目状の部分はザラザラとしており、種子を守るためか硬い。 | ||
2014/12/14 中身が詰まったまま落下していた |
鳥に啄まれたのか、中身は空っぽだった。 | |
2014/12/14 鳥にも啄まれず、落下したものが 黒褐色に枯死し、 半透明の果肉は無く 果皮と種子だけになっていた。 |
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