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気ままな自然フォトホーム

ジャケツイバラ

ゆったりと、のんびりと自然を散策、山野草や樹木の美しく可憐な花を求めて人は、常に希望を持ち 実りを求めて あせらず 目先の欲にとらわれず与えられた自然の流れに任せられたら、どんなに素晴らしいことだろう。

ジャケツイバラ(蛇結茨) マメ科ジャケツイバラ属 蔓性 別名:カワラフジ 
和気郡和気町日笠上 2008/5/8
長い花序を立ち上げて鮮やかな黄色い花を咲かせ、よく目立つ。茎に鋭い棘がある。
林縁や川岸でよく見かける。  葉は2回偶数羽状複葉で僅かに互生してつき、葉身長さ8〜30cm。
枝があちらこちらと伸びて絡み合っている様子を、蛇が絡み合っている様子とイメージしたのであろう。
上に向かって咲いている黄色い花が、巫女さんが「鈴舞」する時に使う鈴に似ているように思われます。






2014/5/7
葉の上に鮮やかな黄色の花をつけた総状花序をほぼ直立させているので遠くからでも目立って見える。
花は黄色で花弁5枚、花径約32mmで花茎に無秩序に三方向に花柄約34mmを伸ばし1個の花をつけ、
高さ20〜30cmの総状花序を形成している。花は下から順次、上へと咲きあがる。
萼片5個はクモ毛に覆われた質感がある。花は蝶形花のように見えるが、蝶形花ではなく、
花弁が上に3枚、下に2枚あり、上中央の花弁は小さく赤褐色の蜜標がある。
赤褐色の雄蕊10本に囲まれた中央の半透明色の雌蕊1本に雄蕊の葯から出された花粉が雌蕊にくっつく。
雄蕊の花糸の基部は白い微毛に覆われている。雄蕊は剥きだしになっている。
葉は2回偶数羽状複葉で、1羽片葉身長さ8〜30cm、小葉は楕円形で長さ約25mm、幅12mmで
対生してつく。葉枝には羽片3〜9対つき、1羽片には小葉が5〜12対ついている。
若木は茶褐色で古木は灰褐色で皮目が出来て、樹皮はひび割れしている。
棘は古木になると余計に鋭さを感じる。









中央の雌蕊に花粉が受粉している。






ジャケツイバラの莢果(豆果) この個体は昨年のもの。
莢は左右に裂開し、種子は花豆のような黒褐色で長さ約10mm、幅7mmの楕円形である。


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